ニュース
2010年09月01日
お遍路しながら糖尿病に対策 糖尿病克服ツアーを開催 【徳島県】
同県は糖尿病死亡率が連続で全国ワーストワンになるなど、県民の健康づくりを考えるうえで、「糖尿病対策」はもっとも重要な課題となっている。今回の企画も県民の健康づくりに役立てたい考えで立案した。
一方で、徳島県など四国4県にまたがり88ヵ所の札所霊場を巡る「四国八十八箇所霊場と遍路道」は、古くから一般庶民の間でしたしまれ、全国でもことのほか有名。2008年からは遍路道を世界遺産に登録しようと取組みも進められている。
ツアーは霊場を巡る「遍路文化」を健康づくりにも役立てようと県が企画したもので、10月と11月にそれぞれ3日間開催される。健康セミナーを組み合わせて、メタボ・糖尿病対策に取り組んでもらう。
10月と11月に開催するツアーの対象は、県内在住の糖尿病患者(軽症および予備群)で、健康セミナーへの参加が必須となる。10月のツアーは、9月に開催する健康セミナーに参加した人に限り、1番札所霊山寺から17番札所井戸寺まで「歩き遍路」をメインとして構成、1日の歩行距離は約12kmになる予定。\\\\\n
11月開催のツアーは県外からの参加も可能になっている。遍路をしながらのミカン狩りや田舎コンニャク作り、森林浴ウォーキングなどの体験イベントが盛り込まれているほか、夜はストレッチ指導なども行われる。参加費用はいずれのコースも2泊3日で2万円、申込多数の場合は抽選となる。\\\\\n
【ツアー1】
・実施期間:10月29日(金)〜31日(日)、定員25名
・募集期間:8月10日(火)〜9月3日(金)
・対象:糖尿病患者(軽症の方)および糖尿病予備群の方で徳島県内在住者
※9月5日(日)、9月19日(日)の健康セミナーに参加した者に限る。
・コース:1番札所霊山寺から17番札所井戸寺まで「歩き遍路」をメインとして構成し、1日の歩行距離は約12キロ。
・参加費用:2万円(2泊3日 朝2・昼3・夕2食付)
・集合場所:マリンターミナルまたは徳島駅(集合場所までの交通費及び駐車場代は自己負担)
【ツアー2】
・実施期間:11月5日(金)〜7日(日)、定員25名
・募集期間:8月10日(火)〜10月15日(金)
・対象:糖尿病患者(軽症の方)及び糖尿病予備群の方を対象(県外在住者の参加可)
・コース:1番札所霊山寺から8番札所熊谷寺までの「歩き遍路」とみかん狩り、コンニャク作りや森林浴ウォーキングなどの体験プログラム。1日の歩行距離は約6キロ。
・参加費用:2万円(2泊3日 朝2・昼3・夕2食付)
申込先:徳島県ヘルス・グリーン・ツーリズム実行委員会事務局
徳島県保健福祉部医療健康総局健康増進課内
〒770-8570 徳島市万代町1-1
Tel 088-621-2208 Fax 088-621-2841
「ヘルス・グリーン・ツーリズム in 徳島」の実施について(徳島県)
小学生に歩数計を渡してウォーキング 運動不足に対策 【徳島県】-日本生活習慣病予防協会
糖尿病予備群の関連記事
- テレビの視聴時間を減らすと糖尿病リスクは減少 遺伝的リスクのある人も心臓病や脳卒中を予防できる
- 糖尿病の人は脳卒中リスクが高い 血糖値を下げれば脳卒中を予防できる ストレス対策も必要
- 糖尿病の食事に「ブロッコリー」を活用 アブラナ科の野菜が血糖や血圧を低下 日本でも指定野菜に
- 妊娠前の健康的な生活習慣が妊娠糖尿病などのリスクを減少 健康的な習慣を1つでも増やすことが大切
- 糖尿病の予防はすぐにはじめられる こんな人は糖尿病リスクが高い 東京都など
- 握力が低下している人は糖尿病リスクが高い 握力や体力を維持して糖尿病リスクを減少
- 夜遅くに食べるのをやめると糖尿病や肥満が改善 朝食も早い時間に 遅い時間の食事は「体内時計」が乱れる原因に
- 【夏の水分補給】甘い飲料を飲む習慣があると糖尿病リスクが上昇 おすすめは無糖のお茶や水 4つのアドバイス
- 白米を玄米に変えて糖尿病を改善 玄米を週に2回食べると糖尿病リスクは減少 食物繊維が豊富
- 睡眠時間が短すぎても長すぎても糖尿病リスクは上昇 合併症が起こりやすくなる 睡眠を改善する7つのヒント