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2022年02月16日
【体験談】CGM機能つきインスリンポンプ「SAP療法」ってどう? 治療や学校生活について1型糖尿病のお子さんとご家族に聞きました
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インスリンポンプ療法とは、小型の装置を装着して持続的にインスリンを注入する治療です。さらに、血糖値と相関する間質液中のグルコースの濃度を測定しながら治療する「SAP療法」もあります。自己注射する手間がはぶけたり、自然なインスリン分泌に近い状態が実現できたりという魅力がありますが、もちろんメリットばかりではないでしょう。実際に治療している患者さんにお話を伺いました。
詳細はこちら「インスリンポンプ・SAP・CGM情報ファイル」
「子どもの成長とSAP療法」をテーマに
先輩患者さんに不安や疑問をぶつけてみました。
インスリンポンプ療法やSAP療法は、インスリン自己注射が難しい小さなお子さんには、大変便利なもののように思えます。基礎インスリンが持続的に投与されるので血糖値が安定しやすく、また、いつでもどこでも追加インスリンが投与できます。また、SAP療法ならいつでも血糖値(正確には間質液中のグルコース濃度)が確認できる上に、低血糖が起きそうなときにはアラートで知らせてくれます。
しかし一方で、小型とはいえお子さんがずっと機器を装着して平気なのか、機能が正しく使いこなせるのか、学校や幼稚園ではどうやって過ごすのかなど、不安や気になることも多いのではないでしょうか?
そこで今回、私たち『糖尿病ネットワーク』は、ご自身も1型糖尿病でSAP療法を行っておられる高谷具純先生(千葉大学医学部附属病院小児科)のご協力を得て、実際にSAP療法をおこなっておられる患者さんの座談会を実施しました。治療の苦労話から、明日から使えるなるほど!なアイデアまで、たくさんお話いただきました。
コンテンツのご紹介
「治療法と機器」編:どうしてSAP療法を始めたの?/SAP療法を始めるときの不安/こんなときに便利!SAP療法/取り扱いやトラブル対処法/SAP療法に慣れるまで/あったらいいな、こんな機能
「通学・通園」編:幼稚園・保育園での過ごし方/小学校での過ごし方/入園前・進学前の準備/中学・高校での過ごし方/お友だちについて/周りのサポートについて/小児慢性特定疾病対策補助/最後に一言
半数の人が感じた、使い始めるまでの懸念や抵抗感。
でも、慣れるまでの期間は「すぐに慣れた」「1カ月」が6割
今回、『糖尿病ネットワーク』では、インスリン治療を行っている患者さんに向けてアンケートを実施しました。その中で、実際にインスリンポンプやSAPで治療をしている人に、使い始めるまでの懸念や抵抗感や、使い始めてから慣れるまでの期間を聞いたところ、半数の人が懸念や抵抗感を抱いていたことがわかりました。しかし実際に使ってみると「すぐに慣れた」「1カ月」ほどで慣れるという人が多いようです。
出典:2021年糖尿病ネットワークアンケート
(インスリン治療を受けている患者さん260名を対象にしたインターネット調査/2021年10月実施)
座談会にご協力いただいた高谷具純先生からのメッセージ
私は医師でもあり1型糖尿病患者でもあります。SAP療法をおこなっており、その素晴らしさを体感しています。
SAP療法をはじめた私の患者さんの多くが、SAPの機能を便利に使いこなし快適に過ごしておられます。この座談会を通して皆さんにもSAP療法のよさを知ってもらえればうれしいです。
※一部省略してご紹介しています。全文はこちら
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