ネットワークアンケート

インスリンポンプ・SAPに関するアンケート

img
 24時間インスリンを自動で投与してくれる医療機器「インスリンポンプ」。最近ではCGM機能を搭載したインスリンポンプ、「SAP」を用いた治療を行っている患者さんも増えています。インスリン注射による治療とどんな点が違うのでしょう? インスリンポンプやSAPの機器の取り扱いは難しいのでしょうか? 実際に使ったことのある患者さんに聞いてみました。

<ご報告>
今回のアンケートは、患者さん260名にご回答いただきました。糖尿病ネットワークより、国際糖尿病支援基金に お一人50円分、合計13,000円の寄付をおこないましたのでご報告申し上げます。ご協力ありがとうございました。

調査概要・回答者属性はこちら

アンケート調査結果のまとめ

患者さん全員に聞きました。

現在の治療法を教えてください。n=260

Q1
  • インスリン注射
  • インスリン注射+CGM(またはFGM)
  • インスリンポンプ(単体)
  • SAP(CGM付きインスリンポンプ)
  • 今は、いずれも使っていない

過去にインスリンポンプ(単体)を使ったことがありますか?n=234

Q2
  • 過去に使ったことがあるが、今は使っていない
  • これまで使ったことがない
  • わからない 

過去にSAPを使ったことがありますか?n=217

Q3
  • 過去に使ったことがあるが今は使っていない 
  • これまで使ったことがない 
  • わからない 

過去、または今、インスリンポンプをお使いの患者さんに聞きました。

使い始めたきっかけは? 【複数回答可】

HbA1cの改善

q04_01.png

低血糖の改善

q04_02.png

食後血糖の改善

q04_03.png

合併症の予防

q04_04.png

進学

q04_05.png

仕事

q04_06.png

妊娠

q04_07.png

医療者からのすすめ

q04_08.png

他の患者さんからのすすめ

q04_09.png

ご家族からのすすめ

q04_10.png

その他

q04_11.png

過去、または今、SAPをお使いの患者さんに聞きました。

使い始めたきっかけは? n=50 【複数回答可】

HbA1cの改善

q05_01.png

低血糖の改善

q05_02.png

食後血糖の改善

q05_03.png

合併症の予防

q05_04.png

進学

q05_05.png

仕事

q05_06.png

妊娠

q05_07.png

医療者からのすすめ

q05_08.png

他の患者さんからのすすめ

q05_09.png

ご家族からのすすめ

q05_10.png

その他

q05_11.png

現在、インスリンポンプやSAPをお使いの患者さんに聞きました。

インスリンポンプ(単体)やSAPを使い始めるときに、懸念や抵抗感はありましたか? n=69

Q6
  • あった
  • まあまああった
  • あまりなかった
  • まったくなかった

インスリンポンプ(単体)やSAPの取り扱いに慣れるのにどれくらい時間がかかりましたか?n=69

Q7
  • すぐに慣れた
  • 1カ月
  • 2~3カ月
  • 6カ月
  • 1年
  • 2~3年
  • まだ慣れていない

機器の基本操作法についてわからなかったこと・困ったことはありますか?n=69

Q8
  • よくある
  • ときどきある
  • ない

基礎インスリン(ベーサル)の設定で困ったことはありますか?n=69

Q9
  • よくある
  • ときどきある
  • ない

追加インスリン(ボーラス)の設定で困ったことはありますか?n=69

Q10
  • よくある
  • ときどきある
  • ない

基礎インスリンの設定や追加インスリンの設定で、どのようなことに困りましたか?【一部紹介】

なかなか安定しないので設定が難しい/血糖値が高かった時に基礎が効いているのにボーラスしてしまい低血糖を起こした/基礎インスリンの設定はたまにしかしないので、やり方を忘れてしまう。画面から見て考えることはできるが、手順に迷うことがある/季節や生理によってベーサルのパターンを変えないといけない/季節、暑さ、寒さでの違い、生理前、運動量での違い、朝晩での違いなど/計算がめんどくさい など

"基礎や追加インスリンの設定で困ったとき、どうやって解決しましたか?n=32 【複数回答可】"

医師や医療スタッフに聞いた

q12_01.png

メーカーのコールセンターに問い合わせた

q12_02.png

他の患者さんに聞いた

q12_03.png

取り扱い説明書を確認した

q12_04.png

インターネット(製品サイト)で調べた

q12_05.png

ツイッターやインスタグラムなどSNSで調べた

q12_06.png

一人でなんとか対応した

q12_07.png

解決しなかった

q12_08.png

その他

q12_09.png

インスリンポンプ(単体)をお使いになったことがある方に伺います。インスリンポンプ(単体)を使ってよかったことを教えてください【一部抜粋】

いつでもインスリンが打てること /暁現象に対応できるようになったこと/注射からポンプに変えてとても楽になったし、数値も良くなった。注射のせいでできたしこりもなくなった/外食の時に席をたたなくて済むこと。病気のことを知らない人の前でもサッと注入ができるのは助かる。操作の履歴が残るのでボーラス量などミスした時にも対応しやすい/注射の回数が減った/近場や仕事日等であれば注射や針を持ち歩かずに過ごせること。機械をボタンの操作するだけで手元で注入ができること/ボーラスを入れるのがすごく楽になり、ちょっとおやつを食べたり飲み物を飲んだりすることに抵抗がなくなった/細かい単位を注入できる/インスリン注射の時間に生活を合わせる必要がなくなった など

SAPをお使いになったことがある方に伺います。SAPを使ってよかったことを教えてください【一部紹介】

低血糖を予防できることが一番大きい。 ボーラスウィザードで煩わしい計算をしなくてよいのも便利だと思う/スマートガードで基礎が止まる/夜間の血糖値が見られる/睡眠時の低血糖症状を改善することができた。常時血糖値が分かるので対処しやすい/低血糖・高血糖の時にアラートが鳴るので極端な低血糖・高血糖が減った/血糖がいまからどんな動きをするのか予測できる/ベーサルの調整が容易になった。食後の高血糖、日常の低血糖を減らすことができた/医療費は高額だが血糖値がタイムリーに確認できることで安心感が得られ、血糖コントロールの改善ができている。費用対効果は満足 など

インスリンポンプ(単体)やSAPを一度も使ったことがない方に伺います。これまで一度も使ったことがない理由を、お聞かせください。【一部紹介】

主治医から勧められていない/一度も聞いたことがない/一日中機械を取り付けているのがストレスだから/医療費が高くなるから/温泉やプールに困る、異物感がありそう。着替えなどで邪魔になりそう。機械の不具合で困りそう/興味はあるが処方されていない/洋服が制限されそう/肌が弱いのでかぶれが不安 など

■ 特別編

18歳以下でインスリンポンプやSAPを使っている患者さんに聞きました。

幼稚園や保育園、学校、地域など、教育関係者や友人などから糖尿病という病気への理解やサポートは得られましたか? n=9

Q1
  • 十分に得られた
  • まあまあ得られた
  • あまり得られなかった
  • まったく得られなかった 0%

幼稚園や保育園、学校、地域など、教育関係者や友人などからインスリンポンプ(単体)やSAPで治療を行うことへの理解やサポートは得られましたか? n=9

Q1
  • 十分に得られた
  • まあまあ得られた
  • あまり得られなかった 0%
  • まったく得られなかった 0%
  • 無回答 0%

糖尿病という病気や、インスリンポンプ(単体)・SAPを使用することに対する周りの理解やサポートについて、具体的なエピソードなどがございましたらお聞かせください

インスリン注射の時は皆から見えない部屋を貸した貰っていた/本人がクラスメイトの前で自分の病気についてのプレゼンテーションをした。病気のことを隠さずにオープンに話すことで理解が深まり、本人も自信がついた/ダウン症も発症しているため、医療型児童発達支援センターへ通所。手厚い対応に感謝している など

インスリンポンプ(単体)やSAPの取り扱いについてお子さんに指導する際に工夫されたこと・お子さんの年齢によって変えたことなどがありましたら、教えてください。

子供自身が説明を受けて使用しているので特に工夫などしていることはありません/中学生くらいだと大人よりも端末の扱いに長けている。親や周りの大人たちは子供の能力を信じて、早めにCGM付のインシュリンポンプへの誘導を勧めます など

小児慢性特定疾病対策の補助が終了した後も、インスリンポンプ(単体)やSAPを使いたいと思いますか? n=9

Q1
  • 使いたいし問題なく使えそう
  • 経済的に苦しいが、何とか使いたい
  • 使いたいが経済的な理由で難しい 0%
  • 使う必要がない 0%
  • 補助の対象を超えた今でも使っている 0%
まとめ

 インスリン注射に比べて歴史の浅いインスリンポンプ療法やSAP療法ですが、徐々に広がっています。1型糖尿病患者さんやインスリンの頻回注射をおこなっている方で興味のある方はぜひ、かかりつけ医に相談してみてください。

調査概要
実施時期
2021年10月22日(金)~31日(日)
調査方法
インターネット調査
対象
インスリン治療による治療を受けている糖尿病患者さんとそのご家族
回答者数
260名
回答者属性
性別
男性150名、女性110名
年齢
10歳未満6名、10代6名、20代4名、30代11名、40代45名、50代78名、60代65名、70代33名、80代12名
タイプ
1型糖尿病167名、2型糖尿病88名、その他の糖尿病5名

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

Copyright ©1996-2022 soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。

このページの
TOPへ ▲