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2013年10月28日
血栓症を防ぐ7つの方法 簡単な対策で血栓リスクが4割低下
運動をすれば、血圧値・血糖値が下がり、善玉のHDLコレステロールが増えます。骨粗しょう症の予防にもなり、ストレス解消にもつながり夜は良く眠れるようになります。
健康のための運動を、週に2.5時間行うのが目標です。1日20分のウォーキングを毎日続ければ、合計すれば週に2時間になります。
スポーツジムに加入する、毎日5km走るといったことをしなくても、身体活動を増やすことができます。エレベーターの代わりに階段を使う、駐車場の奥の方に車をとめて歩く、昼休みに早足で散歩するといったことも効果的です。
(2)コレステロールを管理する
コレステロールの異常は、死因の上位を占める狭心症や心筋梗塞などの心臓病や、脳出血や脳梗塞などの脳卒中の原因になります。
コレステロールには悪玉のHDLコレステロールと、善玉のLDLコレステロールがあります。コレステロール値によっては、薬物療法が必要になります。ご自分のコレステロール値が気になるときは、医師に相談しましょう。
運動を習慣化し、赤身肉などの動物性の食品を控え、低脂肪の乳製品や植物油を選び、食生活を改善すれば、コレステロール値を改善できます。
(3)健康的な食事
健康的な食事が、体重や血圧値、血糖値、コレステロール値を改善します。低カロリーであれば体に良いと思い込んでいる人が多くいますが、必要な栄養素はしっかりととることが大切です。
そのために、1日3食をしっかりと食べ、お皿の半分に野菜や果物、大豆など豆類をのせることが勧められます。野菜を1日に4皿以上、魚を週に2回以上食べるのが目標です。
ごはんやパンは玄米や全粒粉を選べば、食物繊維の摂取量を増やせ、体重コントロールにも役立ちます。塩分は1日3gに抑えるのが理想的ですが、それが無理な場合は6g以下を目指しましょう。
糖分の多い清涼飲料や缶コーヒーを飲むときは、週に400kcalを目安にしましょう。コップ1杯のコーラのカロリーは90kcalぐらいです。
(4)血圧を管理する
40歳以上の男性の6割以上が高血圧で、一生のうちに9割の人が血圧が高くなるという調査結果もあります。高血圧は自覚症状が乏しいので、自分が高血圧だと気づいていない人も多くいます。家庭用血圧計を入手して、朝と夜寝る前に血圧を測ってみましょう。
健康な体重を維持すること、塩分の摂取量を減らすこと、医師に処方してもらった薬をきちんと飲むことが大切です。
(5)標準体重を維持する
脂肪が一定以上に多くなり、心臓の負担が増えている状態が肥満です。肥満に脂質異常や、高血圧、高血糖などが重なると、心臓の負担はさらに増えます。体重を落としただけでも、これらの検査値は改善します。
1日の食事で必要なカロリーを確かめて、それを超えて食べ過ぎないようにし、有酸素運動を心がければ、体重を減らすことができます。
(6)血糖値を下げる
糖尿病のある人では、心臓病や脳卒中の危険性が4倍以上に高まります。血糖値をコントロールすれば、これらの合併症を防ぐことができます。糖尿病は食事や運動の影響を受けやすい病気です。生活習慣を少しずつでも改善していき、医師から処方された薬をしっかり飲むことで、糖尿病を改善できます。
(7)たばこを吸わない
たばこを吸う人は禁煙することが、心臓病や脳卒中だけでなく、がんや、慢性肺疾患、呼吸器疾患などの予防につながります。禁煙のもたらすメリットは明らかなので、考えている余地はありません。いますぐ禁煙してださい。そうすれば、数年で心臓病の発症リスクを、非喫煙者と同程度に下げることができます。
Seven simple lifestyle steps may decrease risk of blood clots(米国心臓学会 2013年5月2日)
Getting Heart Healthy One Simple Step at a Time(米国心臓学会 2013年9月20日)
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