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2013年10月25日
11月14日は世界糖尿病デー 世界の1000ヵ所でブルーライトアップ
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世界の80を超える国の1,000ヵ所以上で、有名な建造物が世界糖尿病デーのシンボルカラーであるブルーにライトアップされる。
ブルーは国連を象徴する色でもある。ブルーライトアップの目的は、世界糖尿病デーのシンボルである「ブルーサークル」の認知を草の根で高め、糖尿病への対策が世界的に求められていることを訴えることだ。
日本でも、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会の「世界糖尿病デー実行委員会」が中心となり、全国各地で関連イベントやブルーライトアップが開催される。いわきマリンタワー、千葉ポートタワー、横浜マリンタワー、松本城、岐阜城、京都二条城、東寺五重塔、京都タワー、高知城、福岡タワーなど、全国の約90ヵ所の著名な建造物がブルーにラットアップされる。世界各地のブルーライトアップの映像は、インターネットで世界に向けて公開される。

糖尿病対策で中心的な役割を担う人々を、「世界糖尿病デー ヒーロー」として、ネットに登録するプログラムが始められた。糖尿病人口は世界各地で増加し続けており、その半数は糖尿病と診断されておらず、自分が糖尿病であることを知らない。
糖尿病に対策するために、患者や医療機関だけでは十分ではなく、糖尿病との関わりの深い人々が声を出し合い、社会の注意を喚起する必要がある。
各国の政府には、糖尿病や糖尿病合併症を予防し、市民の健康を増進する効果的な政策を推進することが求めるている。医療従事者には、糖尿病合併症を防いだり発症を遅らせるために、「科学的根拠に基づく医療(エビデンス ベースド メディスン)」を推進することが求められる。患者はより熱心に治療に取り組むことが求められる。
「世界糖尿病デー ヒーロー」にはその中心となる役割が期待されている。患者団体のリーダー、糖尿病療養を推進する医師や医療スタッフ、糖尿病とともに生きスポーツ選手として活躍する患者、発症して間もない1型糖尿病の子供など、現在までに世界各地から30人以上が登録されている。

世界糖尿病デー(World Diabetes Day)
国際糖尿病連合(IDF)
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