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2012年03月30日
医療スタッフの約8割が糖質を意識した食品選びを指導 糖尿病ネット調査
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糖尿病ネットワークが、医療スタッフに行った「スローカロリー食品のモニタリング調査」の結果が『スローカロリーの情報ファイル』で公開された。
「スローカロリー」とは、糖質の小腸での消化・吸収速度がゆっくりで、血糖値の上昇が緩やかであることを示す。近年、糖質の"量"だけではなく、その"質"を意識した食生活の有用性が注目されており、食後高血糖に配慮した食品も増えている。 糖尿病ネットワークでは、2010年11月に「スローカロリーの情報ファイル」をオープンし、血糖上昇に配慮した食生活の考え方の1つとして情報提供を行ってきた。昨年夏から公開している「スローカロリー・ガイドブック」のダウンロード数は累計1万5000部を超えており、注目度は高い。
食後高血糖に配慮したスローカロリーな食生活は有用
調査は、2011年11月〜12年1月にかけて、全国から募った20名の医療スタッフへ行われた。対象者は、糖尿病療養指導に携わる医師、看護師、管理栄養士、保健師。勤務先で対象食品を使用し、その感想や評価などをレポートしていただいた。対象食品は、ご自身やスタッフが試食したり、外来患者さんの食事指導に使用されたりと、幅広く活用された。今回、公開したのは、その使用経験から実感した、“スローカロリーの有用性”について意見をまとめたもの。
これによると、回答者の9割が、糖尿病患者さんに対し「食後高血糖」の予防・改善を意識した食事指導を行っているとし、その指導としては、94%が「食べ方(ゆっくりよく噛む、食べる順番など)」、83%が「間食の食べ方、制限のしかた」、78%が「炭水化物(とくに糖質)を意識した食品の選び方」と続いた。
詳しくは、「スローカロリー情報ファイル」スローカロリー・モニターレポートをご覧ください。
「スローカロリー情報ファイル」スローカロリー・モニターレポート
[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所
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