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2011年03月29日

血糖測定での負担を軽減した血糖自己測定器 アボット ジャパン

 アボット ジャパンと二プロは、測定に必要な血液量が世界最少の0.3μLで、測定時間約4秒で測定できる血糖自己測定器「FreeStyleFreedom Lite」を発売すると発表した。アボット ジャパンからは自己検査用グルコース測定器「フリースタイルフリーダム™ ライト」というブランドで、また電極(センサー)は「FS 血糖測定電極 ライト」として販売される。

 「フリースタイルフリーダム™ ライト」は、2010年10月に医療機器の承認を取得、今年2月18〜19日に福岡で開催された「第45回糖尿病学の進歩」でも紹介された。

 より少ない血液量で測定できる「フリースタイルフリーダム™ ライト」に合わせて、従来品に比べさらに穿刺が浅く痛みを軽減したランセット「ポケットランセット オレンジ」(深さ0.5mm)も発売される。

「フリースタイルフリーダム™ ライト」の特徴
フリースタイルフリーダム ライト
  • 世界最少の0.3μLの血液量(2011年2月現在)で、測定時間約4秒で測定できる。血液検体量が少ないため、測定時の痛みを軽減できる。

  • 新しい電極(センサー)「FS 血糖測定電極 ライト」を使用。独自の『ZipWik(ジップウィック)タブ』は、血液を接触させる部分が突起しており、血糖測定時に血液をより素早く吸引する。また、触覚的にも確認しやすい形状なので、はじめて血糖測定を行う人も扱いやすく、小児や高齢の糖尿病患者もより容易に血糖測定を行える。

  • FAD-GDH酵素を採用しており、マルトースやガラクトース、ラクトースなどをはじめ、22種類の干渉物質の成分の影響を抑えてある。マルトースを含んだ輸液などを投与されている患者も安全に使用できる。

  • 測定器(本体)サイズはコンパクトで、持ち運びに便利。

  • 血糖測定時の血液量が足りない場合は、60秒以内に電極(センサー)に再点着すればを測定できる。操作の失敗による無駄を減らすことが可能。

  • 毛細管全血、静脈血で測定可能。採血部位は指先、前腕、上腕、手、もも、ふくらはぎ。

アボット ジャパン ホームページより
2011年3月17日
東日本大震災に対するお見舞いと被災者救済支援についてのお知らせ

 去る3月11日に発生しました東日本大震災とそれに伴う津波は、東北地方 の皆様に甚大な被害をもたらしました。
 アボット ジャパン株式会社(医薬品事業部本社:東京都港区三田、メディカルプ ロダクトグループ本社:東京都港区六本木)は、 地震、津波に被災されました方々に対しましては、心より、お見舞い申し上げます。

 この未曾有の被害に対しまして、私共の本社でありますアボット・ラボラトリーズ は、日本赤十字社と、アメリケアーズに300万ドル(約2億4500万円)、義援金を寄付させて頂きました。 今回、被災された方々の支援活動にお役立て頂き、被災地の一日も早い 復興がなされますことを願っています。

 またこの度の地震、津波、電力不足により、現在、交通、物流に大きな障害が出て おり、未だ改善の兆しも見られていません。
 弊社と致しましては、この状況下におきまして最大限の努力をして参りますので、 何卒、ご理解頂けますようよろしくお願い致します。

アボット ジャパン株式会社

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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