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2009年01月19日
高血圧学会が5年ぶり新ガイドライン 糖尿病の人は正常高値でも治療
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- 医療の進歩 糖尿病の検査(HbA1c 他) 糖尿病の診断基準 糖尿病合併症
日本高血圧学会(島本和明理事長)は16日、高血圧の標準的な治療方法を示す「高血圧治療ガイドライン2009(JSH2009)」を公表した。5年ぶりの改訂となる。4月から日本医師会と共同で全国の医師への普及活動を始める。
日本の高血圧人口は4000万人とみられる。脳卒中や心筋梗塞といった病気の発症を抑制するためにも、適切な高血圧の治療が重要となる。「JSH2009」では、血圧がやや高めだが高血圧の基準に達しない「正常高値」の人でも、糖尿病など他の危険因子があれば心血管の発症リスクが高くなることから、高血圧患者と同様の治療が必要とした。今回の改訂により高血圧の治療対象は事実上広がることになる。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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