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2007年10月09日
子供の運動や体力は20年前と比べ低下
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- 糖尿病予備群
子供の運動能力は20年前と比べ大きく低下し、この10年間は低水準のまま横ばいで推移していることが、文部科学省が発表した「2006年度体力・運動能力調査」の結果であきらかになった。

6歳から19歳の青少年では、50メートル走、立ち幅とび、ソフトボール投げなどの基礎的な運動
一方で、20歳から64歳の成年では、筋力の指標となる握力や、全身持久力の指標となる急歩では大きな変化はなく、敏捷性の指標となる反復横とびではむしろ向上した。
運動不足は肥満や2型糖尿病などの増加の要因になる。体力低下の背景として、全国に乗用車などの交通網が整備され、運動をしない生活習慣が定着したことが、子供に特に影響していると考えられる。
日本を含め世界的に、子供がテレビやテレビゲームに費やす時間が増え、余暇の時間を利用して自発的に運動する機会が減っており、糖尿病など生活習慣病の増加につながるのではと懸念されている。
●「平成18年度体力・運動能力調査」の概要(文部科学省)
関連情報
子供の肥満とやせが増加 2005年国民健康・栄養調査
9歳から17歳の男子で肥満が1割以上 文科省調査
テレビ視聴時間が長くなるほど運動量は減少
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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