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2007年10月10日

ノボラピッド®の高齢者への投与がEUで承認

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 デンマークのノボ ノルディスク社は、超速効型インスリンアナログ製剤ノボラピッド®(一般名:インスリン アスパルト)について、高齢者、腎・肝機能障害患者への投与が、欧州で承認されたと発表した。

 今回の承認でノボラピッド®は、欧州で2歳以上の小児から高齢者までの1型、2型糖尿病患者に投与できるようになった。

 2001年と2002年に実施された臨床試験では、同剤は高齢者において、短時間で最高血中濃度に達し、速やかに血糖降下作用を発現することが確かめられた。このことで良好な食後血糖管理が可能になる。

 高齢の糖尿病患者では、加齢にともない強化インスリン療法が必要になることが多く、同剤の今回の承認は、ヒトインスリンでは食後血糖管理が不十分だった患者に、新しい治療の選択肢を提供するものだとしている。

 ノボラピッド®は、超速効型インスリンアナログ製剤。速効型ヒトインスリンと比べて、作用発現が速く(10〜20分)、作用持続時間が短いのが特徴となる。食後血糖値を有意に改善し、夜間低血糖リスクを有意に軽減する。

 日本では2001年に発売されている。適応症は、インスリン療法が適応となる糖尿病。小児、妊婦、重篤な肝または腎機能障害、高齢者の患者は、使用上の注意の慎重投与の対象になっている。

この記事は、ノボ ノルディスク ファーマが10月3日付で発表したプレスリリースを元にしています。

詳しくはノボ ノルディスク ファーマ(株)のサイトへ
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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