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2007年10月10日
厳格な血糖コントロールが心筋梗塞や脳卒中のリスクを低減する
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過去1〜2カ月間の平均血糖値をあらわす指標となるHbA1cが高いと、心筋梗塞、冠動脈バイパス手術、脳卒中といった大血管症の危険が高くなることを実際に確かめた臨床研究が、第43回欧州糖尿病学会(EASD)で発表された。
研究では、糖尿病患者6万9,418人を対象に、平均27カ月間追跡して調査した。HbA1cが6%未満の患者と、HbA1cが7〜9%の患者を比べたところ、7〜9%の患者では急性心筋梗塞、冠動脈バイパス手術、または脳卒中のリスクが8%高くなり、A1cが9%以上の患者群では15%高くなることが確かめられた。
対象となった患者は、54%が男性で平均年齢は57歳、A1c値が7.6%だった。
心臓病と脳卒中は、糖尿病患者の死因の約65%を占めるという。今回の研究では、A1cが7%を超える糖尿病患者で大血管症の発症率が高まり、厳格な血糖コントロールが行われている患者ほど発症リスクを低減できることがあらためて確かめられた。
日本の血糖コントロール指標は、HbA1cでは5.8%未満を「優」、5.8〜6.5%未満を「良」、6.5〜7.0%未満を「可(不十分)」、7.0〜8.0%未満を「可(不良)」としている。
この記事は、サノフィ・アベンティスが10月3日付で発表したプレスリリースを元にしています。
●詳しくはサノフィ・アベンティス(株)のサイトへ
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所