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2006年12月21日
糖尿病が国連決議 国際社会での記念すべき年
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糖尿病の有病者が世界的に増え脅威が増しているのを受け、国連総会は決議を採択した。これまでに結核やマラリア、エイズ(HIV)などの感染症が採択されたが、感染症以外では糖尿病が初めて。
国際糖尿病連合(IDF)は150ヵ国以上の約190の加盟協会で構成される組織で、糖尿病医療、予防 、治癒を促進することを目的に活動している。糖尿病のシンボルであるブルーサークルを掲げ、全世界に支援と行動を呼びかけている。
国際糖尿病連合(IDF)は、糖尿病の深刻さを啓発し、糖尿病と闘う行動を助成するために、「糖尿病に対して団結しよう(Unite for Diabetes)」キャンペーンを展開しており、国連決議の採択を目標としてきた。
IDFのマーチン・シリンク会長は国連決議について「糖尿病の人びとを元気づけ、エネルギーと自信をもたせるものである。決議は難しいと言う人もいたが、我々はキャンペーンを開始して半年で最初のゴールに到達した。今後は世界各国の糖尿病の治療と予防のための対策を支援することに焦点を当てる。世界中でたくさんの人達が糖尿病で苦しんでおり、最高の贈り物になると思う。」と語っThe UN Resolution on diabetes(英文)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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