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2013年09月02日
糖尿病患者による、患者のためのアプリ開発へ 支援受付開始
糖尿病患者団体マイスター・ジャパン(東京都新宿区・代表 能勢謙介)は8月26日、炭水化物量検索アプリ「Carbodata(カーボデータ)」開発プロジェクトの支援金の受付を開始した。
プロジェクトページ:
http://camp-fire.jp/projects/view/751
http://camp-fire.jp/projects/view/751
これまで患者支援のツールの開発は主に製薬メーカーや医療機器メーカーがその役割を担ってきた。しかし、近年のIT技術の発達、分散した資源を集約する技術の発達により、資源がない個人・団体でも様々なツールの開発ができるようになって来た。今回の炭水化物量検索アプリ「Carbodata(カーボデータ)」開発プロジェクトもまさにこの一例である。 まず、クラウドファンディングプラットフォーム Campfireにおいて趣旨に賛同し、アプリの開発を応援する個人からの資金的支援を受け付ける。支援をした個人は提供した金額に応じてメッセージや糖質補給材、イベントへの参加券などを見返りとして受け取ることができる。 9月21日までに目標金額を達成していた場合、集めた資金でエンジニア・デザイナーへの発注がされる。そのときに活用されるのがクラウドソーシングプラットフォーム・ランサーズだ。クラウドソーシングでは業務の引き受け手を募集し、日本中のエンジニアに発注することができる。 このように、ツールを開発するための資金やヒトがなくても、一般から必要な分だけ調達をすることで思いを形にすることができる。 今回企画されているCarbodataはカロリーだけでなく、炭水化物量に着目して食事療法を行っている患者をサポートするツールである。カロリーは様々な食事に既に掲載されているが、炭水化物量が掲載されていることは稀である。 「簡単に正確な炭水化物量を検索するようにすることで、自信を持って食事をすることが出来る患者が増え、彼らのQOL向上に少しでもつながれば幸いです。」と能勢氏(マイスター・ジャパン代表)は語る。 医師、患者、またそのサポーターだからこそ気づく問題やニーズもあると考えられる。 当事者がその解決のために主体的に取り組み、社会全体としてそれをサポートする新たな流れは今後も広がりを見せそうである。
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日本医療・健康情報研究所
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