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2011年11月21日
世界糖尿病デー 世界の600ヵ所でブルーライトアップ
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世界糖尿病デーが、国際糖尿病連合(IDF)とIDFに加盟する組織が中心となり、11月14日に開催された。
世界糖尿病デーは、糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受け、世界規模で糖尿病に対する注意を喚起しようと、IDFと世界保健機関(WHO)によって1991年に開始され、2007年には国連の公式の日になった。 糖尿病はもはや流行病というべき勢いで増加しており、全世界的に深刻な課題となっている。最近の調査によると、世界で糖尿病とともに生きる人の数は2011年現在で3億6000万人以上に上り、日本だけでも1000万人を超えた。 糖尿病と糖尿病合併症は、早期発見し治療することで予防・改善が可能だ。糖尿病の治療をしないで放置していると、網膜症、腎臓病などの原因となり、心疾患や脳卒中の危険性も高まる。これらの疾患を予防するために、早期から生活習慣を健康的に変えていくことが必要となる。
神奈川県の横浜市や鎌倉市で
開催された世界糖尿病デー
開催された世界糖尿病デー
糖尿病の教育と予防がテーマ
糖尿病合併症を防ぐために、早期に治療を開始し継続する必要がある。そのため今年の世界糖尿病デーには「糖尿病の教育と予防(Diabetes Education and Prevention)」をテーマに、糖尿病と治療と予防が呼びかけられた。
世界糖尿病デーに賛同する世界の170の国や地域で、市民向けの講演や無料の糖尿病の検査が開催され、治療の継続の大切さが呼びかけられた。日本でも日本糖尿病学会、日本糖尿病協会の「世界糖尿病デー実行委員会」が中心となり、全国各地で関連イベントやブルーライトアップを開催した。
また世界の50を超える国・600ヵ所以上で、有名な建造物が世界糖尿病デーのシンボルカラーであるブルーにライトアップされた。ブルーは国連を象徴する色でもある。
日本でも東京タワー、レインボーブリッジ、西東京スカイタワー、横浜マリンタワー、鎌倉大仏、長谷観音堂、札幌時計台、万代橋、名古屋城、岐阜城、二条城、東寺五重塔、京都タワー、大阪城天守閣、通天閣、岡山城、高知城 福岡タワー、眼鏡橋、熊本城など、全国な著名な建造物など約100ヵ所がブルーにライトアップされた。世界各地のブルーラットアップの映像は、インターネットで世界に向けて公開されている。
11月1日〜14日には、インターネットで「ビッグブルー・テスト」が公開された。世界中で一斉に血糖自己測定を行い、14〜20分間の運動を行い、ふたたび血糖値を測定する。検査値をオンラインで登録することで、世界中で運動と血糖コントロールの重要さを共有しようというイベントだ。
昨年のビッグブルー・テストには世界の2000人以上が参加し、ビデオの視聴者は12万人に上った。過去の2年のイベント実施で、たった14分間の運動でも血糖値を15〜20%下げられることが示された。このキャンペーンは「糖尿病ハンズ財団」と「IDFライフ・フォー・チャイルド・プログラム」が支援している。
今年のビッグブルー・テストは8000人の参加を目標に開始され、11月15日午後8時に見事に目標を達成し、専用ホームページに世界中から200件を超えるコメントが寄せられた。
世界の600ヵ所以上でブルーライトアップ
下記の図の青く示されているのは、ブルーライトアップを実施した国
下記の図の青く示されているのは、ブルーライトアップを実施した国
インターネットを通じて広く呼びかけられた人々が公共の場所でパフォーマンスを行う「フラッシュモブ」も40都市で開催された。 国際糖尿病連合(IDF) 世界糖尿病デー 公式ホームページ [世界糖尿病デーイベント実行委員会] 糖尿病アトラス ビッグブルー・テスト
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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