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2009年09月08日
社会的ストレスで内臓脂肪が増える ストレス解消が秘訣
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内臓(腹腔内)脂肪が蓄積し肥満になると心疾患のリスクが増大することが知られているが、社会的なストレスが肥満や心疾患の発症に影響しているという新しい知見が米国で発表された。
米ウェイクフォレスト大学医学部の研究者によって行われたこの研究は、社会的なストレスにより内臓脂肪がたまりやすくなり、動脈硬化が促された結果、世界で死亡原因の上位である心疾患の発症につながる危険があることを示唆している。研究結果は、米医学誌「Obesity(肥満)」8月号に掲載された。 研究では、社会的な地位が心疾患の発症にどれだけ影響するかを調べるために、メスザルに脂肪とコレステロールの多い西洋風の食餌を与えた。群れで飼育されているサルでは、上位の支配的なサルから下位の従属的なサルまで序列が確立している。 下位のサルは攻撃の標的になることが多く、サル同士で毛づくろいをするグループには入れないことが多かった。調べた結果、社会的なストレスにさらされた下位のサルでは、内臓や腹腔内の脂肪の蓄積が多いことが認められた。 研究者によると、社会的な服従により内臓脂肪の蓄積を促すストレス・ホルモンが分泌されるという。内臓脂肪は血管にドロドロの粥状物質(プラーク)ができる粥状硬化症を促進する。 内臓(腹腔内)脂肪が増える肥満は、他の部位に脂肪がたまる肥満に比べ、より悪影響をもたらす。欧米では社会的・経済的地位の低い層で肥満が増える傾向があり、心疾患も同様だという。生活のストレスから緩衝する手段をもたない人では、健康上の問題を抱える可能性が高くな
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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