ニュース
2009年02月05日
全国の食育事業をホームページで公開 厚労省研究班
- キーワード
- 糖尿病予備群
厚生労働省研究班は、全国各地の食育事業に関する情報を収集しデータベース化し、1月よりホームページで公開を開始した。
データベースは、健康日本21における「栄養・食生活分野」「食育推進基本計画」の各種目標項目に関して取り組んでいる事業を対象にまとめたもので、2月4日現在、311件の食育事業が登録されている。 重点活動としているのは、メタボリックシンドロームに関する理解促進、運動と食事の両面からのアプローチ、食事バランスガイドなどの活用、野菜類摂取量を増やす支援、油の摂取量を控える支援、朝食欠食率(喫食率)の改善。
ここでいう「食育」は、「子供から高齢者まで生涯を通じて行われ、健康づくりに寄与することが期待できる食に関係したすべての取り組み。特に複数の組織などが連携をした地域に根ざした取り組みが望ましい」としている。 データーペースは、実施している団体概要のほか、取り組んでいる事業の課題、背景、目標、実施内容などの情報がまとめられてあり、キーワードや事業課題、活動内容など複数の項目で検索できる機能が付いている。例えば、検索キーワードに「HbA1c値が高い」を入れて検索すると、1日に野菜350gの摂取を市民に呼びかける「食生活改善普及運動」などが検索される。人口1万人〜5万人未満の市町村など、条件を絞って検索することもできる。 事業課題各項に含まれる課題例として、「(1) QOLの向上(「心の豊かさ」「豊かな人間性を育む」などを含む)、(2) 栄養状態の改善、知識・態度の習得や行動変容、望ましい食習慣の形成、(3) 食環境づくりの推進、(4) 推進体制の整備、(5) その他」を挙げている。 厚生労働科学研究循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業「食育を通じた健康づくり及び生活習慣病予防戦略に関する研究」
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
糖尿病予備群の関連記事
- 日本人がどれだけ運動・身体活動をしているかを調査 若年・中年・女性は運動不足が多い
- 子供の頃から肥満対策が必要 学校で座りっぱなしの時間が減ると子供の肥満は改善 糖尿病を予防
- 「低カロリー甘味料」が過体重や肥満の人の体重管理を改善 糖尿病リスクも高めない 欧州肥満学会議が発表
- 「ヨーグルト」が糖尿病リスクを減らす ジャンクフードから置き換えると糖尿病リスクは低下
- 子供の肥満は成長してから糖尿病などのリスクに スマホのスクリーンタイムが長い子供は高リスク
- 若いときの強いストレスは年齢を重ねてから糖尿病や肥満のリスクを高める 軽い運動をするとリスクは減少
- 糖尿病の人に「糖質制限ダイエット」は良い? 植物性食品を取り入れると成功しやすいことが判明
- 中年期に肥満・メタボがあると認知症リスクが上昇 "隠れメタボ"の人も糖尿病リスクが高い 体重の3%減少を目標に
- 【世界糖尿病デー】2型糖尿病リスクは35歳から急激に上昇 運動は「万病の薬」 歩くことからはじめてみよう
- 糖質量からお店や商品が探せるアプリ「ドコカボ」〜開発者の赤坂さん夫妻に聞く[PR]