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2009年01月27日
子供も生活習慣改善が大切 文科省「全国体力調査」
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8種目合計の平均値(公立)は、小学校男子54.18、小学校女子54.84、中学校男子は41.50、中学校女子48.38だった。平均値は都道府県で差がみられ、小学校では最高の福井と最低の高知との点差が男子で6.2点、女子で6.8点。中学校では男子は最高の千葉と最低の奈良で7.2点、女子は最高の千葉と最低の北海道で9.5点に差が広がった。
1週間の総運動時間で60分未満の割合は小学校が男子11%、女子23%、中学校は男子9%、女子31%だった。運動をする子としない子の二極化傾向があり、運動をほとんどしない子供も多い。1日2時間以上の運動を週3回以上している子供は体力合計点が高い傾向があり、小中とも運動部などやスポーツクラブの加入率は男子で80%以上、女子で70%以上になると平均点が大幅に高くなった。

朝食をとらない子供も少なくない。朝食の摂取状況でも体力合計点との相関がみられ、毎日食べる子供は、それ以外の子供より体力合計点が高い傾向がみられた。朝食を毎日食べる子は、食べない子より中2男子2.9点、女子4.1点、小5男子3.6点、女子3.4点それぞれ高かった。テレビやテレビゲームの視聴時間が長い子ほど、体力合計点が低くなる傾向もみられた。
「週3日以上、かつ1日2時間以上の運動・スポーツ実施、かつ朝食を毎日食べる、かつ1日の睡眠8時間以上」を実施する割合が高いと体力平均値が高くなる。小学校男子では実施率が25%未満の学校では54.2、50%以上では57.5、女子では25%未満は55.4、50%以上は60.9、中学校男子では50%未満が40.6、80%以上は42.7、女子では50%未満が47.9、80%以上は52.3とそれぞれ高くなった。
平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について(文部科学省)
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