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2008年12月11日
自分の「食後血糖値」を知らない人が8割 糖尿病の人でも低い認知
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- 医療の進歩 糖尿病予備群 血糖自己測定(SMBG)
バイエル薬品は、食後の血糖値が異常に上昇する「食後高血糖」についての意識調査の結果を発表した。「食後血糖」という言葉を「知っている」と答えた人の割合は54%と半数に及んだが、8割は食後血糖を「測ったことがない」と回答した。
調査は今年10月に、40歳以上の男女312人を対象にインターネットで実施した。それによると、自分の食後血糖値が良好かどうかを把握している人の割合は14%で、血圧(71%)、コレステロール値(59%)、中性脂肪値(55%)と比べて低かった。空腹時の血糖値についても40%と半数を切っており、血糖値は血圧、脂質の指標より把握されていない現状が浮き彫りになった。
わかりにくい「食後高血糖」
食後高血糖の治療
食事療法と運動療法を実施しても食後高血糖が改善されないときは薬物療法が有効。
食後血糖値を選択的に低下させる治療薬のひとつに、α-グルコシダーゼ阻害薬がある。「グルコバイ®錠」(一般名:アカルボース)は、2型糖尿病患者における食後過血糖改善剤。腸管内において炭水化物の消化・吸収に関わるα-アミラーゼ、α-グルコシダーゼなどの酵素を阻害し、食後の急激な血糖上昇を抑える。
また、IDFのガイドラインでは、食後高血糖を確かめる実用的な方法として血糖自己測定(SMBG)が勧められている。
糖尿病か高血糖と診断されたことがある人に限ると、「食後血糖」という言葉を知っている人の割合は70%と高かったが、食後血糖より空腹時血糖が重要だと考えている人が70%で、糖尿病と診断されたことのない人の52%よりも高かった。食後高血糖の危険性についての認知は、糖尿病患者でも進んでいない現状が示された。
一方、食後血糖の検査を「受けたい」と答えた人の割合は全体の63%と高く、食後血糖を下げる治療法を「知りたい」と答えた人も71%だった。食後血糖、食後高血糖への関心は高く、機会があれば検査、治療とも積極的に取り組みたいという人が多いことが示された。
調査結果について、田嶼尚子・東京慈恵会医科大学内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授は、「食後高血糖が血管を傷害するということが、糖尿病患者さんの間で十分認識されていないことに驚きました」と話してい食事療法と運動療法を実施しても食後高血糖が改善されないときは薬物療法が有効。
食後血糖値を選択的に低下させる治療薬のひとつに、α-グルコシダーゼ阻害薬がある。「グルコバイ®錠」(一般名:アカルボース)は、2型糖尿病患者における食後過血糖改善剤。腸管内において炭水化物の消化・吸収に関わるα-アミラーゼ、α-グルコシダーゼなどの酵素を阻害し、食後の急激な血糖上昇を抑える。
また、IDFのガイドラインでは、食後高血糖を確かめる実用的な方法として血糖自己測定(SMBG)が勧められている。
「血糖値は食事の内容によって変化するので、空腹時の血糖のほうが重要である」


糖尿病、あるいは血糖値が高めだと診断されたことが 「ある」(n=47) 「ない」(n=265)
このページの記事はバイエル薬品が12月4日付で発表したプレスリリースおよび12月3日に都内で実施したバイエル薬品主催のプレスセミナーを元にしています。
関連情報
食後の高血糖と食事にかける時間
IDFが新しい糖尿病治療ガイドラインを発表 食後血糖値の管理を強調
食後高血糖を抑えるアカルボース 糖尿病と心血管疾患の予防
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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