ニュース
2007年12月15日
男子の肥満傾向は親世代の2倍 学校保健統計
- キーワード
- 糖尿病予備群
文部科学省は、児童、幼児の発育や健康状態を調べる「学校保健統計調査」の今年度の概要を発表した。 肥満傾向児の割合は親世代に比べ増えている。
11歳から17歳の身長の全国平均を親の世代(30年前、1997年)と比べると、ほぼ全年齢で男女とも高くなっており、もっとも差があったのは、男子では12歳で3.4cm、女子では10歳で2.6cmだった。体重も同様に増加しており、男子では12歳、15歳、17歳で4.2kg、女子では10歳で2.3kg、それぞれ親世代と比べ重くなっていた。
12歳の男子の肥満傾向児の割合は12.4%で、親世代の6.6%と比べ、算定方法が変わったとはいえおよそ2倍に増えている。同じく女子の割合は9.7%で、親世代の6.7%の1.5倍に増えている。
肥満傾向児の割合*
平成19年度学校保健統計調査より
|
2005年度までは、性別・年齢別に身長別の平均体重を求め、その平均体重の120%以上を「肥満傾向児」、80%以下を「痩身傾向児」としていた。2006年度から算出方法を変え、性別、年齢別、身長別標準体重から肥満度を算出し、肥満度が20%以上の者を肥満傾向児、20%以下の者を痩身傾向児としている。
肥満度(過体重度)の求め方は以下の通り。
平成19年度学校保健統計調査(文部科学省)
肥満度(過体重度)の求め方は以下の通り。
![]() |
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
糖尿病予備群の関連記事
- テレビの視聴時間を減らすと糖尿病リスクは減少 遺伝的リスクのある人も心臓病や脳卒中を予防できる
- 糖尿病の人は脳卒中リスクが高い 血糖値を下げれば脳卒中を予防できる ストレス対策も必要
- 糖尿病の食事に「ブロッコリー」を活用 アブラナ科の野菜が血糖や血圧を低下 日本でも指定野菜に
- 妊娠前の健康的な生活習慣が妊娠糖尿病などのリスクを減少 健康的な習慣を1つでも増やすことが大切
- 糖尿病の予防はすぐにはじめられる こんな人は糖尿病リスクが高い 東京都など
- 握力が低下している人は糖尿病リスクが高い 握力や体力を維持して糖尿病リスクを減少
- 夜遅くに食べるのをやめると糖尿病や肥満が改善 朝食も早い時間に 遅い時間の食事は「体内時計」が乱れる原因に
- 【夏の水分補給】甘い飲料を飲む習慣があると糖尿病リスクが上昇 おすすめは無糖のお茶や水 4つのアドバイス
- 白米を玄米に変えて糖尿病を改善 玄米を週に2回食べると糖尿病リスクは減少 食物繊維が豊富
- 睡眠時間が短すぎても長すぎても糖尿病リスクは上昇 合併症が起こりやすくなる 睡眠を改善する7つのヒント