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2007年12月17日
拡がるED治療の選択 インターネット購入では不安
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ED治療やED治療薬について知識不足からくる誤解をもっている人が少なくないことが、日本イーライリリーが11月に行った意識調査でわかった。
インターネットで購入した薬は安心できない
調査の対象となったのは、自分を「EDだと思う」もしくは「EDだと疑ったことがある」全国の男性1,031人。調査結果から、ED治療薬(PDE5阻害剤)について、次のように考えていることがわかった。
- ED治療薬を病院(クリニック)を受診して処方してもらうという人が、インターネットでの購入希望者を下回っている。
- インターネットで購入するED治療薬が安全と思っている人は3.4%で、安全性に確信をもつ人は少ない。それでもインターネットで購入する理由は、約8割が「人に知られないから」。
- 病院(クリニック)を受診してED治療薬を処方してもらうことを希望する理由は、「処方された薬を安心して飲めるから」「確実に正規品(治療薬)による治療が受けられるから」など。
EDケアサポート
www.ED-care-support.jp |
ED治療薬の効果と安全性
日本イーライリリーの調査では、ED治療薬の効果や安全性についても質問された。ED治療薬であるPDE5阻害剤は、血管を拡張して血圧を下げるための薬として開発されていたもので、安全性について確認されている。
しかし調査では、心臓に悪い、興奮作用がある、自分の意思と関係なく勃起するといった誤解を抱いている人が少なくないことがわかった。
EDの診断は問診を中心に実施されており、相談できる診療科も泌尿器科、内科、産婦人科などと増えている。
今回の調査について、ED治療の専門医である佐々木春明・昭和大学藤が丘病院泌尿器科准教授は、「まず受診することを考えていただきたい。今はED治療薬の選択肢も増えており、効果継続時間も4時間程度のものから36時間のものまで、夫婦の自然なライフスタイルに合わせて選択できるようになっている」と話している。
●日本イーライリリー(株)のサイトへ
このページの記事は、日本イーライリリーが12月12日付で発表したプレスリリースを元にしています。
糖尿病と性機能障害
EDとは、性交に十分なペニスの勃起が得られないもしくは維持できず、満足な性交ができない状態を指す。EDの有病率は加齢とともに増加するほか、糖尿病の男性でも起こりやすいことが知られている。
EDとは、性交に十分なペニスの勃起が得られないもしくは維持できず、満足な性交ができない状態を指す。EDの有病率は加齢とともに増加するほか、糖尿病の男性でも起こりやすいことが知られている。
- 糖尿病とEDについて、下記ページで解説している。
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糖尿病の人の性(糖尿病セミナー 22)
糖尿病と性・性差(糖尿病Q&A1000)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所