ニュース
2012年11月27日
糖尿病を改善するための3ヵ条 こうすれば改善できる
誰でも2型糖尿病を予防・改善できる秘訣を、米国疾病管理予防センター(CDC)がインターネットで公開した。食事や運動などの生活スタイルを少しずつ変えていけば、糖尿病の改善は可能だという。
CDCによると、米国の50州の全てで2型糖尿病は増加しており、18州では1995年から15年間で2倍に拡大している。以前は2型糖尿病は高齢者に多くみられたが、今日では若い世代でも発症率が上昇している。
これすれば糖尿病を改善できます
糖尿病を改善するための3ヵ条
2型糖尿病の危険性が高いのは、
糖尿病を改善するための3ヵ条
- 年齢は45歳以上
- 親や兄妹に糖尿病の人がいる
- 過体重や肥満がある
- 座ったままの生活が多い
- 適度で活発な運動をする頻度は週に3回未満
- 料理は小さめなお皿に盛ると、少なめの量であっても満足感を得られやすくなります。逆に、大きめのお皿に盛ると、食品の量が多くしないと満足できなくなるのでご注意を。
- 肉や魚を調理するときは、なるべく油で揚げない。グリルを使ったり、焼いたり、蒸す調理法に切り替える。
- 高カロリーのお菓子やデザートの代わりに、野菜や果物を一皿加える。
- 高カロリーの清涼飲料の代わりに、無糖の水やお茶を飲む。コーヒーには砂糖ではなく、低カロリー甘味料を入れる。
- 塩分をなるべく減らす。薄味が苦手な人は香辛料やハーブ、低脂肪のシーズニングを使えば、風味が引き立ちます。
- 脂肪をなるべく減らす。脂肪は加工食品にも多く含まれているのでご注意を。例えば、サラダドレッシングには、油が多く含まれ高カロリーのものがあります。
- 精白されていない玄米や全粒粉の方が、血糖値は上昇しにくくなります。
- 野菜・豆類・全粒粉・果物を十分にとる。
- 食事を規則正しくした方がカロリーを抑えやすくなります。食事を抜くのはやめましょう。
- 家族といっしょに食事をしましょう。
- エレベーターを使わず階段を上り下りする。
- いつも降りるバスの停留所から2〜3手前で降り、なるべく長い距離を歩くようにする。
- 駐車場ではなるべく目的地から離れた場所に車を停めて、なるべく歩くようにする。
- テレビやパソコン、電話など体を動かさないでいる時間の前には、食べすぎないようにする。
- 仲間を作り励ましあうと、ウォーキングや運動が長続きします。
すでに医療機関で治療を受けている人は、通院をやめないようにし、治療を継続しましょう。適切な治療を開始するのが早ければ早いほど、よい効果がもたらされます。 Take Steps to Prevent Type 2 Diabetes(米国疾病管理予防センター)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
おすすめニュースの関連記事
- 【座談会】先生たちのSAP体験談2 インスリンポンプの新機能を使って
- 糖尿病のインスリン療法(BOT)で注射量の調整を自分で行うことに不安を感じている人は半数 ネットワークアンケートより
- インフルエンザを防ぐ最善の方法は「ワクチン接種」を受けること 糖尿病のある人はとくに重要
- 糖尿病とともに生きる 糖尿病は人生の妨げにならない WHOの「グローバル糖尿病コンパクト」
- 糖尿病の人の足を守るために 気づかず進行する「足の動脈硬化(LEAD)」にご注意 日本初の研究を開始
- 糖質量からお店や商品が探せるアプリ「ドコカボ」〜開発者の赤坂さん夫妻に聞く[PR]
- 【座談会】先生たちのSAP体験談 ~ご自身のこと、患者さんのこと~
- 糖尿病が「治る」病気に? 100⼈に1⼈は⾎糖値が正常化し薬が不要に こんな人が「寛解」しやすい
- 【新型コロナ】糖尿病の人はワクチンの追加接種が必要 ワクチンはもっとも安全で効果的な方法
- 「低炭水化物ダイエット」は植物ベースだと糖尿病に良い 1万人以上を34年調査