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2012年10月30日
インスリンポンプQ&Aと研究論文コーナーを公開しました
- キーワード
- 1型糖尿病 インスリンポンプ/CGM 糖尿病ネットワーク
インスリンポンプ使用にまつわるさまざまな疑問にお答えする「上手なポンプの使い方Q&A」では、よくある質問の中から50項目を選び、インスリンポンプ療法に詳しい川村智行先生(大阪市立大学大学院発達小児医学教室)にご回答いただきました。
焼肉やお寿司を食べたときのボーラス設定は? お酒を飲んだ時のカーボカウントのコツは? お風呂や水泳などで、どのくらいの時間、ポンプを外していても大丈夫? 激しいスポーツはできますか? 出産時はつけてて大丈夫? 等々の質問について、食生活・アルコール・運動・入浴・シックデイ・旅行・海外渡航・妊娠・性交渉・小児・高齢者・装着部位・CSII注入セット交換・ベーサル設定、といったジャンルに分けてご紹介します。
現在使用中の患者さんをはじめ、導入を検討されている患者さん、そして患者さんを指導する医療スタッフの皆さまの情報源としてご参考にしていただければ幸いです。
もう1つは、インスリンポンプ療法に関する国内外の重要研究を解説付きで紹介する「インスリンポンプに関する主な研究論文」コーナー(解説:国立病院機構京都医療センター糖尿病センター 村田敬先生)です。
数多くの論文の中から、信頼性の高いメジャーな論文を選ぶのは難しいものです。ここでは、著名な研究や信頼できる研究を選び、研究概要や解説(研究の読みどころ)を加えました。「Pubmed」と「原文」両方での確認が可能となっています。
例えば、DCCT研究では、頻回注射法で治療目標を達成できなかった場合のオプションとしてインスリンポンプが位置づけられており、インスリンポンプを用いた患者の方が頻回注射法を用いた患者よりわずかに血糖コントロールが良かったことが報告されています。また、1978年に世界ではじめてインスリンポンプの臨床応用を報告したJohn C. Pickup氏らによる総説では、インスリンポンプ療法の父とも言うべき第一人者の見解を知ることができます(村田先生の解説より)。インスリンポンプ療法についてのリサーチなどでご活用いただければ幸いです。
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