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2010年05月18日
2010年世界糖尿病デー 国際糖尿病連合がキャンペーンを開始
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昨年のブルーライトアップ
キャンペーンは世界中に拡がっており、昨年の世界糖尿病デーには、建築物などのブルーライトアップ、手つなぎによるブールサークル、ウォーキング大会、糖尿病のスクリーニング検査など、115ヵ国以上で1650のイベントが実施されたという。世界中で行われた約1800点のブルーライトアップなどの写真を、世界糖尿病デーのホームページ上で見ることができる。
糖尿病の治療では、自己管理が重要な役割を担う。全世界で協力し合いキャンペーンを実施することで、糖尿病に対する社会的な関心を高め、糖尿病の治療と糖尿病合併症の予防に積極的に取り組みコントロールしようという意識を高める狙いがあ
テストはオンラインとオフラインで
キャンペーンのもうひとつのハイライトは、昨年までに成功を収めてきた「ブルー・モニュメント・チャレンジ」の続行。日本の東京タワーや大阪城をはじめ、世界糖尿病デーにこれまで、世界で1000ヵ所以上の名所や建造物がブルーにライトアップされた。
「世界糖尿病のブルーライトアップは、糖尿病に対する意識を向上するために特に重要。糖尿病に関する社会啓発活動を活性化し、ブルーサークルを糖尿病の世界的シンボルとして確立するためにも役立つ」とIDFのCEOでエクゼクティブ・ディレクターのAnn Keeling氏は述べている。
毎年11月14日の「世界糖尿病デー」は、糖尿病の治療と予防に向けた社会啓発を目的に、日本を含む世界中で、国際糖尿病連合(IDF)とそのメンバーによって開催される。
最初の世界糖尿病デーは1991年にIDFと世界保健機関(WHO)によって開催され、2007年に国際連合で採決され公式の国連の日となった。昨年度からは、糖尿病教育と予防プログラムの促進をテーマに、5年間のキャンペーンが始められた。
11月14日は、チャールズ・ベストとともに1922年にインスリンの発見に結びつく研究を行ったフレデリック・バンティングの誕生日。
世界で2型糖尿病を発症する危険が高い予備群の数は3億4400万人以上に達する。IDFは、健康的な食事と習慣的な運動により2型糖尿病を改善・予防できると強調し、次のことを広く呼びかけてい
- 糖尿病を早期発見し治療を開始することが大切
- 糖尿病による経済的な負担を減らすもっとも良い方法は予防すること
- 糖尿病の危険について知り、危険サインを見落とさないようにしよう
- 糖尿病の危険があると分かったら、検査や治療を受けよう
- 糖尿病を管理し、コントロールする方法を知ろう
- 活発な生活をおくり、合併症を予防しよ
う
YouTube(クリックするとビデオを再生します)
日本での世界糖尿病デーの実施について、詳しくは公式ホームページで公開されている。
世界糖尿病デー 公式ホームページ(世界糖尿病デーイベント実行委員会)
World Diabetes Day(International Diabetes Federation)
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