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2006年11月21日
卵を食べてもコレステロール値は変わらない?
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- 食事療法

「卵はコレステロールの多い食品」とよく聞くが、糖尿病患者は卵の摂取を避けたほうがいいのだろうか。
卵のコレステロール

「必ずしもそうではない」という研究結果も公表されている。
卵を食べてもコレステロール値は変わらない?
卵をほぼ毎日食べる人と、週に1〜2日しか食べない人とでは、心筋梗塞の危険性はあまり変わらないという、厚生労働省研究班による調査結果が発表された食事全体で調整することが重要
コレステロールはほとんどが体内で合成されるもので、食品から直接とり入れられる量は実はそれほど多くない。しかも、コレステロール値を上昇させるのは、肉などの飽和脂肪であることが多く、卵の摂取を極端に制限することはそれほど重要ではない。
糖尿病患者にとって卵は、特にコレステロール値が高い人では摂取を控えるよう医師に指導されることが多く、実際に卵をたくさん食べればコレステロール値が高くなることが多い。しかし卵だけが血中のコレステロールに影響するわけではない。他の食品にも気を配る必要があるようだ。
卵以外にもコレステロールの多い食品は多く、お菓子などの加工食品ではそのことが分かりにくくなっているものがあるで、注意が必要だ。国立がんセンターがん予防・検診研究センター
厚生労働省研究班による多目的コホート研究「JPHC Stydy」
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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