ニュース
2017年05月17日
間食指導に便利な「間食指導パネル」リニューアル版を公開
- キーワード
- 糖尿病と肥満 糖尿病の食事指導 [間食] 食事療法
糖尿病ネットワークの「間食指導パネル」は2010年にリリース以来、全国の食事指導の現場で広く活用されています。このたび、人気の第2弾をリニューアルして公開するとともに、5月18日より開催される第60回日本糖尿病学会年次学術集会の江崎グリコ展示ブースで印刷版を配布いたします。ぜひ、今後も食事指導にお役立てください!
「糖尿病ネットワーク」は2009年から「間食指導の情報ファイル」(監修:関東労災病院 糖尿病・内分泌内科部長 浜野久美子先生)を設置し、糖尿病患者さんや医療スタッフ向けに情報提供を行ってきました。当時、糖尿病患者さんに対する間食は"原則禁止"が一般的でしたが、実際は患者さんの3分の2が日常的に間食習慣があるという現状が調査で明らかになったことが驚きの話題になりました。これを契機に「間食指導」の考え方が瞬く間に普及。患者さんのQOLを保ちながら食事指導を行いたいという医療スタッフの思いから、現在では患者さんと一緒に間食との付き合い方を考えることは一般的になってきています。
さて、「間食指導情報ファイル」で最も人気なのが、食品によって血糖変動がどう変わるのかをグラフで表した「間食指導パネル」です。指導時の説明資料としてこれまで累計30万回以上ダウンロードされ活用されてきました。
今回の改訂では、「日本食品標準成分2015年版(七訂)」(文部科学省)への対応とともに、各食品の糖質量を実数表示に変更し、さらに使いやすくいたしました。
なお、今回カロリー・糖質量の両方が最も多かったのはパンケーキでした。高糖質の薄力粉やお砂糖を使った生地に、はちみつやメイプルソースなどにたっぷり浸しながら食べるという、女子に大人気のおやつ。最近はパンケーキブームの影響で行列店を食べ歩いた方も多いかもしれません。意外とペロリと食べられてしまう魅惑のスイーツは、気をつけながら楽しみたいですね。そんな患者さんとの話題作りに、間食指導パネルをご活用ください。
- 間食をするとどうなるの?
- 基本3食の血糖パターン
- おやつを食べる時の3つの大原則
- やってはいけない5つの待った!
- おやつを食べるとどうなるの?
- おやつを食べた時の血糖変動グラフ
- おやつを賢く選ぶコツ
- おやつを上手に「楽しむ」コツ
- エネルギー量が同じでも糖質量は異なります
食事療法の関連記事
- 「和食」が認知症リスクを低下 日本型の食事は脳の健康にも良い 糖尿病の人は認知症リスクが高い
- どんな食事スタイルの人が糖尿病リスクが高い? 食事を改善する簡単な方法「食べることに意識を集中」
- 暑い夏の水分補給 甘い飲み物を水に置き換えると糖尿病リスクは低下 食事改善にも役立つ「上手な水の飲み方」
- スマホで写真を撮ると食事改善がうまくいく 糖尿病の治療に活用 食事の振り返りができる
- 糖尿病の人は胃がんのリスクが高い どうすれば対策できる? 胃がんを予防するための6つの方法
- ブルーベリーが腸内環境を健康にして糖尿病や肥満を改善 メントールから抗肥満・抗炎症の化合物
- 糖尿病の人は腎臓病のリスクが高い 腎臓を守るために何が必要? 「糖尿病・腎臓病アトラス」を公開
- 緑茶を飲んでいる人は糖尿病リスクが低下 心臓病や脳卒中が減少 緑茶は歯周病の予防にも良い?
- 今年も猛暑に 「良い睡眠」で対策 睡眠不足は糖尿病を悪化 暑い夏の夜でもぐっすり眠る3つの方法
- 植物性食品が中心の食事スタイルが糖尿病リスクを低下 心臓血管病・がん・うつ病のリスクも減少