ニュース
2016年11月21日
日本糖尿病協会「歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー」がアワードを受賞
公益社団法人日本糖尿病協会(理事長:清野 裕・関西電力病院総長)は、同協会が毎年全国で開催している「歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー」が、厚生労働省が主催する「第5回健康寿命をのばそう!アワード」厚生労働省健康局長優良賞を受賞したと発表した。
糖尿病重症化を予防 歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー
「歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー」は、糖尿病治療の3本柱のひとつである運動療法の啓発を目的に、日本糖尿病協会とノボノルディスク ファーマの共催で、1992年から毎年各地で実施しているイベント。
ウォークラリーは今年は43ヵ所の開催され、約6,000人が参加、24年間の総参加者数は延べ11万8,400人に上る。糖尿病の運動療法の啓発のために、全国規模で四半世紀にわたり継続されているウォーキングイベントは他に例がなく、今回の「健康寿命をのばそう!アワード」の受賞でも、こうした永年にわたる継続的な啓発活動が糖尿病の重症化予防と健康寿命の延伸に貢献したと評価された。
「歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー」の詳細は、こちらのサイトでご覧ください。
糖尿病の治療で、運動療法は、食事療法、薬物療法と並んで効果的な治療だ。しかし、進行した合併症があるときには、運動が病状を悪化させることがあるので、主治医に相談して運動療法を正しく理解し、適度な運動を生活に取り入れることが重要となる。
日本糖尿病協会では、運動療法の普及を目指し、ウォークラリーだけでなく、医療機関で待ち時間に気軽に実践できる「運動療法DVDシリーズ」も制作して無償配布している。
「健康寿命をのばそう!アワード」は、厚生労働省が主催する「スマート・ライフ・プロジェクト」の表彰制度で、今年で5回目となる。企業、団体、自治体の健康寿命の延伸に資する優れた取組みを表彰している。
公益社団法人 日本糖尿病協会
健康寿命をのばそう!アワード(厚生労働省スマート・ライフ・プロジェクト)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
1型糖尿病の関連記事
- 「糖尿病とともに生活する人々の声をきく」開催報告を公開 医療従事者と患者が活発に対話 日本糖尿病学会
- インスリンを飲み薬に 「経口インスリン」の開発が前進 糖尿病の人の負担を減らすために
- 1型糖尿病の人の4人に1人が摂食障害? 注射のスキップなど 若年だけでなく成人もケアが必要
- 1型糖尿病の根治を目指す「バイオ⼈⼯膵島移植」 研究を支援し「サイエンスフォーラム」も開催 ⽇本IDDMネットワーク
- 1型糖尿病患者に「CGM+インスリンポンプ」を提供 必要とする人が使えるように 英国で5ヵ年戦略を開始
- 【座談会】先生たちのSAP体験談2 インスリンポンプの新機能を使って
- 日本IDDMネットワークが「1型糖尿病医療費助成事業」を開始 25歳までの成人の1型糖尿病患者の医療費を助成
- 1型糖尿病の人が「糖質制限ダイエット」に取り組むと血糖値が改善 極端な糖質制限は勧められない
- 1型糖尿病の新しい治療法を開発 インスリンを産生する膵臓のβ細胞を保護
- 1型糖尿病の小児患者のインスリン分泌能の低下を抑制 インスリンを産生するβ細胞を保護