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2014年10月08日
ランチタイムの運動が血糖値をどれだけ下げるか測ってみました
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- 運動療法
脈拍をはかりながら運動すると、必要な運動強度を知ることができます。昼食後に30分間のウォーキングと階段昇降を行い、それぞれ血糖値の変動を比較するテストを実際にしてみました。どのような運動が効果的なのか、脈拍数を測れば一目瞭然です。
脈拍を測りながら運動すると血糖値が変動
忙しい毎日の中で気軽に継続的に運動を取り入れるには、ランチタイムや休憩時間の過ごし方を工夫するのが一番手っ取り早いと言えます。中でも、ウォーキングや階段昇降は、特別な道具もいらず基本的にどこでも行えるので、人気の高い運動法です。
運動量を増やすために、エレベーターやエスカレーターを避け、階段を利用すると効果的です。(1)仕事や家事の合間を見つけてできる、(2)筋力が鍛えられ、心肺機能も良くなる、(3)屋内で行えば雨の日にもできる、工夫をすれば転倒予防にもつながるといったメリットがあります。
しかし、毎日まじめに運動をしていても、その効果を実感できていない人は案外多いのではないでしょうか。そんな人のために、限られた時間で運動の効果を最大限に引き上げる方法があります。それは、脈拍数を測定しながら行う運動です。
運動をしながら脈拍数を測定すると、運動の強度を十分に高めながら安全・効果的に運動を行えます。
例えば、40歳代の男性の場合、1分間に心臓が収縮する回数である脈拍数が100拍/分の軽い運動からはじめ、ややきつい運動を行い脈拍数を120拍/分以上に高めます。インターバル(休憩)を入れながら、運動強度を高められるよう適度な運動を続けると効果的です。
最近は腕時計型の脈拍測定計が開発されており、運動中の脈拍数を把握できるようになっています。手軽に測定できる脈拍計は人気の高いアイテムです。
脈拍を測定しながらウォーキングと階段昇降を行い、どれだけ血糖値が下がるか、実際に血糖の変化を測り検証しました。
糖尿病の運動療法情報ファイルケーススタディ編:測ってみました - 職場で運動してみた
運動療法を続ける上で役に立つ情報を網羅し紹介しているコーナーです。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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