ニュース
2014年03月10日
肉やチーズの食べ過ぎは体に悪い 高タンパク質ダイエットは危険
- キーワード
- 食事療法
米国の食事ガイドラインでは、タンパク質の摂取量の目安は決められていない。日本では、タンパク質を体重1kgあたり1.0~1.2gとることが勧められることが多い。これは、1日の摂取カロリーの12~15%に相当する。
タンパク質は、細胞や筋肉、皮膚、骨格などの材料になる必須の栄養素だ。タンパク質が不足すると、さまざまな障害が出てくるので、必要量をとることが求められるが、米国人の多くは必要量の2倍以上を摂取しているという。
肉を食べ過ぎるとインスリン様成長因子(IGF)が増える
タンパク質をとり過ぎるとなぜ体に悪いのか? 肉類を食べ過ぎると増えるホルモンが影響しているという。
「インスリン様成長因子」(IGF)は、インスリンとよく似た構造のホルモンだ。インスリンは、食事に反応して分泌され、糖や脂質などの調節をするが、これに対しIGFには、成長ホルモンや栄養状態の影響を受けながら増減し、細胞の増殖や分化などを促進する作用がある。
IGFは、がんの発症を促すと考えられている。肉類からタンパク質をとりすぎると、IGFが増えることが判明した。「中年期に低タンパクの食事をとることが、がんと全死因による死亡を防ぐのに役立ちます」と、ロンゴ教授は話す。
「食事の影響は、長期に及びます。100歳まで健康で元気に生きるために、どんな食品を食べれば良いのか、さまざまな研究が行われ探求されています。今回の研究は、タンパク質の過剰摂取が寿命を縮める原因になる可能性を示したものです」(ロンゴ教授)。
Meat and cheese may be as bad as smoking(南カリフォルニア大学 2014年3月4日)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
食事療法の関連記事
- 魚を食べている人は糖尿病リスクが少ない 魚は脳の健康にも良い 中年期の食事改善は効果が高い
- 朝食をしっかりとると糖尿病が改善 血糖管理に大きく影響 朝食で「お腹ポッコリ」肥満を予防
- 「超加工食品」の食べすぎは糖尿病リスクを高める 筋肉の質も低下 「自然な食品」はリスクを減らす
- 糖尿病の食事に「ブロッコリー」を活用 アブラナ科の野菜が血糖や血圧を低下 日本でも指定野菜に
- 糖尿病の人はビタミンやミネラルが不足 「食の多様性」が糖尿病リスクを下げる 食事バランスを改善
- 糖尿病の人は脂肪肝にご注意 ストレスはリスクを高める 緑茶を飲むと脂肪肝が減少
- 「玄米」で糖尿病を改善 食事では「低GI食品」を活用 血糖値を上げにくい新しい米を開発
- ウォーキングなどの運動は糖尿病の人に良い 運動で食欲も抑えられる 認知症の予防にもつながる
- アルコールの飲みすぎは危険 糖尿病・高血圧・肥満のある人は肝臓病リスクが2.4倍に上昇 飲酒により糖尿病リスクが上昇
- 【Web講演を公開】2月は「全国生活習慣病予防月間」
今年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」