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2014年03月10日
肉やチーズの食べ過ぎは体に悪い 高タンパク質ダイエットは危険
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肉やチーズなどを好んで食べるという人は注意が必要だ。動物性食品を食べ過ぎてタンパク質をとり過ぎると、がんや糖尿病などの発症が増え、寿命が短くなる可能性がある。「肉類を食べ過ぎるのは、たばこを吸うのと同じくらい体に悪い」と、研究者は指摘している。
肉類やチーズを食べ過ぎると死亡率が上昇
チーズバーガーやハンバーグ、ステーキなど、米国人は高タンパク質の食品を大量に食べている。そうした食品を食べ過ぎている人では、死亡率が4倍に上昇することが明らかになった。ただし、65歳以上の高齢者が動物性食品を食べている場合は、むしろ死亡率は低下するという。
研究チームは、米国健康・栄養調査(NHANES III)に参加した6,381人の米国人を対象に調査した。参加者を50歳以上の中年と、65歳以上の高齢者に分け、平均18年間追跡して調査した。結果は学術誌「セル メタボリズム」に3月4日付けで発表された。
肉や乳製品などの動物性食品から、1日の総カロリー摂取量の20%以上を摂取していた50歳以上の人では、低タンパク質の食事をとっていた人に比べ、がんや2型糖尿病の発症が増え、死亡率は4倍に上昇した。
野菜や豆類などの植物性食品からタンパク質をとっていた人では、死亡率の上昇は抑えられていた。
一方で、65歳以上の高齢者では、逆に動物性タンパク質を多く摂取していた人の方が死亡率は低かった。全死因による死亡率は28%、がんのよる死亡は60%、それぞれ低下した。
「肉類やチーズ、牛乳などの動物性食品を大量に食べ、タンパク質を多くとると、がんや2型糖尿病の発症が増えます。今回の研究では、タンパク質の過剰摂取により、死亡率が74%上昇するという結果になりました」と、南カリフォルニア大学長寿研究所のワリテル ロンゴ教授(老年医学)は言う。
次は...肉を食べ過ぎるとインスリン様成長因子(IGF)が増える
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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