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2012年07月13日
座ったままテレビを見る時間を減らせば長生きできる
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- 運動療法
毎日座ったまま過ごす時間や、テレビの視聴時間が短いと、健康寿命を延ばせるという調査結果が米国で発表された。研究者は「運動不足は健康を損なう大きな原因となる」と強調している。
座ったままの時間が3時間未満だと寿命が2年伸びる
テレビを見ながら座って過ごす時間が長く、運動不足が続くと、心疾患や脳卒中、2型糖尿病などの危険性が高まるという研究は、これまでも発表されている。
運動を続けると、体のカロリー消費が増えるだけでなく、立ったり歩いたり姿勢を維持したりといった日常動作の基盤となる筋肉も鍛えられる。
しかし、現在人の生活では、運動不足が日常化している。米国成人の生活では、1日に座ったまま過ごす時間が平均で55%を占めるという。
研究者は、米国民健康・栄養調査(NHANES)の2005年と2009年の16万7,000人の成人のデータを解析し、1日で座ったまま過ごす時間と糖尿病などの発症との関連を調査した。
その結果、座ったまま過ごす時間とテレビ視聴の時間が影響する人口寄与割合(PAF)は、それぞれ全死因の27%と19%に上った。
人口動態調査から計算したところ、毎日座ったまま過ごす時間が3時間未満であると、寿命が2年伸びるという結果になった。また、1日にテレビを見てすごす時間が2時間未満であると、寿命を1.4年延ばすことができるという。
「座ったまま過ごす時間を減らし、体を動かした方が健康によいことを裏付ける結果になった。米国では座っている時間やテレビ視聴時間が長引くことで、余命が短くなる潜在的可能性が示された」とペニントン生体医学研究センターのPeter Katzmarzyk氏は述べている。
「運動不足がもたらす危険性は、喫煙や肥満、高血圧、高血糖などと同等であると考えられる」と強調している。この研究は英国医師会誌「BMJ」オンライン版に発表された。
座ったままの時間を減らす方法
座ったまま過ごす時間を減らし、運動や身体活動を増やす方法はいくつもある。米国心臓学会(AHA)は運動不足を解消するために、次のことをアドバイスしている。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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