ニュース
2011年04月15日
健康増進に着目したヘルスツーリズム 群馬県尾瀬で催行
- キーワード
- 運動療法
農協観光などは、尾瀬国立公園・尾瀬ケ原でのトレッキングなどを盛り込んだ「片品ヘルス・ツーリズムツアー」の催行を始めた。
尾瀬ヶ原トレッキング
「ヘルスツーリズム」は、健康維持・増進、体力増強、ストレス解消などに着目した観光をさす。医学的な根拠にもとづく「旅行型健康増進プログラム」の催行が期待されている。
最近は全国各地で、官公庁・地方自治体・旅行会社などが連帯し、ヘルスツーリズムに結びつけ観光資源を開発する動きがある。観光庁はヘルスツーリズムなどの新しい旅行商品の創出と流通を促すため、実証事業の実施や、追跡調査などについてガイドラインの策定を行っている。
群馬県片品村に滞在しながら温泉や尾瀬でのトレッキングに参加できる「片品ヘルス・ツーリズムツアー」は、片品村や観光協会、商工会などが観光資源の活用を目的に立ち上げた「片品村ヘルスツーリズム研究会」(須藤昭弘代表)が、JA利根沼田片品旅行センター、農協観光首都圏グリーンツーリズム支店の共同で催行する。
同研究会は2009年10月から活動を開始、昨年は観光資源の調査や、モニターツアーを実施した。片品村の観光地では、ほとんどが同村にある尾瀬がとくに有名。湿原、湖沼、樹林、山岳がおりなす変化に富んだ美しさとともに、日光国立公園の特別保護地区に指定されているほか、国の特別天然記念物にもなっている。
今回のツアーには同研究会の関係者が、3日間同行し案内する。出発日は5月27日、5月31日、6月10日、9月2日、9月9日、9月13日。参加費用は大人1人3万9800円だが、15名が揃えば価格も割安で出発日も選択可能になるという。
片品ヘルス・ツーリズムツアー ポイント
関連ページ- 生活習慣病の予防・改善・ストレス解消など、健康維持・増進をはかれる。
- 尾瀬国立公園・尾瀬ケ原でのトレッキングを楽しめる。日本気候療法士の案内で、健康機器などを使いながら健康に着目した散策ができる。
- 片品には11ヵ所の温泉郷があり、温泉療法も楽しめる。温泉療法指導士が入浴指導を行う。
- 標高600m以上にある片品村は高原野菜の産地。片品の特産品を味わいながら、観察、散策、収穫、食事のプログラムに参加できる。
- 食事はカロリー計算を表示した健康的なメニュー。
- 片品村の湧水は「平成の名水百選」に認定された名水。
- 特典として3日間の測定記録を記入した小冊子(片品村ヘルスツーリズム研究会監修)を進呈。
尾瀬地域ヘルスツーリズム推進研究会
ニューツーリズム創出・流通促進事業(観光庁)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
運動療法の関連記事
- 糖尿病の人のメンタルヘルスを改善 手軽にできる3つのストレス解消法 心と体をケア
- 夕方から夜のウォーキングが血糖値を下げる 糖尿病や肥満のある人に運動がおすすめ 睡眠も改善
- 暑い夏の水分補給 甘い飲み物を水に置き換えると糖尿病リスクは低下 食事改善にも役立つ「上手な水の飲み方」
- スマホで写真を撮ると食事改善がうまくいく 糖尿病の治療に活用 食事の振り返りができる
- 掃除や買い物などの家事も立派な運動? わずか20分の活動が糖尿病を改善 「座っている時間」を中断して体を動かす習慣を
- 楽しく歩きつづけるための「足のトリセツ検定」をスタート 糖尿病の人にとっても「足の健康」は大切
- 日本人がどれだけ運動・身体活動をしているかを調査 若年・中年・女性は運動不足が多い
- 糖尿病の人は細切れ時間に運動を 階段の上り下りが心筋梗塞や脳卒中のリスクを低下 エレベーターは寿命を短くする
- 糖尿病の人は「フレイル」のリスクが高い タンパク質を食べ筋肉を増やし対策 3つの質問でリスクが分かる
- 自然豊かな環境で運動すると糖尿病やうつ病のリスクが減少 緑の環境が運動を楽しくする