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2009年08月25日

二相性インスリンアナログ製剤「ノボラピッド70ミックス」の承認取得

 ノボ ノルディスク ファーマは8月20日、二相性インスリンアナログ製剤「ノボラピッド70ミックス注 フレックスペン」と「ノボラピッド70ミックス注 ペンフィル」(以下、ノボラピッド70ミックス)の製造販売承認を厚生労働省より取得したと発表した。

 ノボラピッド70ミックスは、インスリンの追加分泌に相当する超速効型の成分と基礎インスリン分泌に相当する中間型の成分を7:3の配合比率で含有する日本で初めての製品となる。1日3回食直前に投与することで、低血糖の発現リスクを増大させることなく、食後高血糖の改善が期待できる。単独療法または既に販売されている他のインスリン製剤との一部併用療法が可能。

 同社の二相性インスリンアナログ製剤は、すでに販売されている「ノボラピッド30ミックス」(超速効型成分と中間型成分の配合比率は3:7)と、今回承認を取得した「ノボラピッド70ミックス」の2種類になる。ともに食事の直前に投与することで投与後の食後血糖上昇を抑制すると同時に、食間の基礎インスリンの補充を可能にするインスリンアナログ製剤。信頼性の高いインスリン注入器である「フレックスペン」あるいは「ノボペン」を使用することができる。

 同社は、ノボラピッド30ミックスとノボラピッド70ミックスに加え、超速効型成分と中間型成分の配合比率が5:5の製品を現在製造販売承認申請中。

ノボ ノルディスク ファーマ(株)

このページの記事はノボ ノルディスク ファーマ(株)が2009年8月20日付で発表したプレスリリースを参考にしています。

関連サイト
糖尿病コミュニティーサイト club-dm.jp(クラブ ディーエム)(ノボ ノルディスク ファーマ(株))
インスリン療法とインスリン製剤について解説したコーナーがある。
http://www.club-dm.jp/

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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