ニュース
2009年08月14日
知っておきたい大切な検査 「ケンサEXPO'09」が開催
- キーワード
- 糖尿病の検査(HbA1c 他)
国内初の検査体験フェア「ケンサEXPO'09」が、7月30日から8月2日の4日間にかけてパシフィコ横浜展示ホール(横浜市西区みなとみらい)で開催され、大勢の人でにぎわった。
「ケンサEXPO'09」を主催したのは神奈川県臨床衛生検査技師会。「検査」を身近に感じてもらうため「ケンサ」と表記し、参加者に「自分の健康を管理するために医学検査を受けることが必要」という視点をもってもらい、主体的に健康管理を実施することの大切さを呼びかけ
ケンサEXPO'09のテーマは「ケンサ習慣 つけましょう」。「第58回日本医学検査学会」も併せて開催された。
パネル展示では一生を「こども」「成人」「中高年」「高齢者」と4つのステージに区分し、各ステージでの主な検査を解説し、検査の方法、受けることの重要性を説明した。
健康をテーマにした「健康予防ゾーン」では30社以上が検査関連のブースを出展した。
写真はタニタのブースで体重・体脂肪計や携帯型デジタル尿糖計の説明を熱心に聞く参加者。
HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)がその場でわかる検査コーナー。
医学検査技術や研究開発は進歩しており、特定健診をはじめとする検査・検診に対する市民の意識は高まっている。期間中は、医療機関で受けられるさまざまな検査の解説、検査の方法、受けることの重要性を解説し、実際に検査を体験できるコーナーや、検査項目を解説したパネルなどを展示した。
検査体験ができるのは、家庭でも行える体組成や血圧の測定をはじめ、血管を伝わる脈の速さを測り動脈硬化を調べる血圧脈波測定、超音波で頚動脈の動脈硬化を調べる頚動脈エコー測定、骨密度測定、心電図測定、採血して行う血液検査(総コレステロール・中性脂肪・HDL・LDL)など。
検査体験コーナーは特に人気があり、検査を希望する大勢の人が列をつくった。最終日の日曜日も午後4時の終了間近まで列が絶えず、採血時から1〜2ヵ月の平均血糖値をあらわすHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)がその場でわかる検査機器を展示した検査コーナーでは、予想を超える希望者がつめかけ早々と検査受付を終了してい健康をテーマにした「健康予防ゾーン」では30社以上が検査関連のブースを出展した。
写真はタニタのブースで体重・体脂肪計や携帯型デジタル尿糖計の説明を熱心に聞く参加者。
HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)がその場でわかる検査コーナー。
第58回日本医学検査学会
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
糖尿病の検査(HbA1c 他)の関連記事
- 夕方から夜のウォーキングが血糖値を下げる 糖尿病や肥満のある人に運動がおすすめ 睡眠も改善
- 糖尿病の治療を続けて生涯にわたり健康生活 40年後も合併症リスクが大幅減少 最長の糖尿病研究「UKPDS」で明らかに
- 糖尿病の人は胃がんのリスクが高い どうすれば対策できる? 胃がんを予防するための6つの方法
- 「糖尿病網膜症」は見逃しやすい 失明の原因に 手遅れになる前に発見し治療 国際糖尿病連合などが声明を発表
- なぜ男性は女性よりも糖尿病リスクが高い? メカニズムを解明 男性はインスリンの働きを高める対策が必要
- 糖尿病の人は細切れ時間に運動を 階段の上り下りが心筋梗塞や脳卒中のリスクを低下 エレベーターは寿命を短くする
- 「超加工食品」の添加物が糖尿病リスクを上昇 ジャンクフードの食べすぎはやはり健康に良くない
- 「玄米」が糖尿病を改善 白米から置き換えて血糖上昇を抑制 「米ぬか」の健康機能を解明
- 「卵を1日に1個」は健康的 卵を毎日食べても糖尿病や心臓病のリスクは上昇しない
- 塩分のとりすぎは糖尿病リスクを高める 減塩すれば高血圧も改善 減塩食品は身近で買える