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2009年08月15日

第8回「糖尿病で合併症になら連」阿波踊りの会

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1型糖尿病
 第8回「糖尿病で合併症になら連」阿波踊りの会が、8月12日に徳島市で開催された。今年は台風や地震などの影響が心配されたが、大きな問題はなく、天候にも恵まれ、全国から集まった40名を超える有志が本場の演舞場で阿波踊りを楽しんだ。
 「糖尿病で合併症になら連」は、西村登喜子会長(管理栄養士・健康運動指導士)が2000年に結成した阿波踊りの団体で、阿波踊りの会は今年で8回目を迎える。糖尿病の患者さんや家族、友人、医療関係者などが助け合い、学びあって充実した日々を過ごすこと、糖尿病と合併症予防についての啓発を図ることを目的とし、毎年参加者を募り、徳島市で行われる阿波踊りに参加している。今回は40名余りの参加者を迎えて行われた。徳島県外からの参加者が多く、阿波踊り自体が初めてという方が半数以上に上った。
 午後6時30分からの本番に先立ち、一行は午後1時30分に市内のホテルに集合。地元の阿波写楽連の皆さんの指導のもと練習を行った。本番まで数時間しかない中、着慣れない衣装に身を包み、和気あいあいとした雰囲気ながらも真剣な面持ちで指導を受けた。
 ひとしきり練習を終えた後、本番の会場となる市役所前演舞場へ移動。会場では5時30分から開幕式が始まっており、約6000人収容の桟敷席はほぼ満席の状態。一行は、様々な団体が待機している入り口付近で、祭りの雰囲気を楽しみながら出番を待つ。やがて「糖尿病で合併症になら連」の名前がコールされ、いよいよ出番となった。指導を仰いだ阿波写楽連の佐東久史連長からの「笑顔でいきましょう」という言葉を受けて、満員の演舞場に勢いよく踊り込んだ。
 本番では、桟敷席から「がんばれ!」「負けるな!」「ありがとう!」など様々な激励の声や拍手が飛んだ。本場の熱気を肌で感じながら、演舞場をゆっくりと踊りながら進む。女性は淑やかに、男性は力強く、皆緊張などものともせず、笑顔で堂々と踊りきり、阿波踊りを楽しんだ。
 ホテルへの帰路、西村会長と佐東連長の計らいで、再び踊りが始まった。今度は桟敷席もない、普通の商店街が舞台。名残惜しそうに最後の踊りを思い切り満喫した。
 その後行われた懇親会では、地元の郷土料理を中心にした懐石料理を楽しみながら、長かった一日を語り合った。踊っているときとは一味違った、一様にホッとしたような笑みが自然とこぼれる。指導を仰いだ阿波写楽連の佐東連長からは、「こんなに楽しかったのは初めて」という最大級の賛辞をいただいた。「来年もここでお会いしましょう!」西村会長の言葉で再会を誓い合い、今年の阿波踊りの会は無事幕を閉じた。


糖尿病で「合併症になら連」阿波踊りの会
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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