ニュース
2019年04月05日
「糖尿病標準診療マニュアル」第15版(一般診療所・クリニック向け)を公開

一般社団法人 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(代表理事:野田光彦・国際医療福祉大学市川病院 糖尿病・代謝・内分泌内科 病院教授)は、「糖尿病標準診療マニュアル」第15版(一般診療所・クリニック向け)を公開した。
経口血糖降下薬の使用上の注意点を明確化
「糖尿病標準診療マニュアル」(一般診療所・クリニック向け)は、2010年3月11日に初版が公開され、それ以降改訂が進められ今回が第15版となる。
同マニュアルは、「糖尿病治療のエッセンス」(日本糖尿病対策推進会議)、「糖尿病治療ガイド」(日本糖尿病学会)、「糖尿病診療ガイドライン」(日本糖尿病学会)との併用を推奨するもので、それらへの橋渡しとなることを目的とするものだ。
また、同マニュアルは個々の臨床状況での理論・経験にもとづく医師の判断を拘束したり特定の方向付けを強制したりするものでなく、参考となる診療補助情報として活用されるべきものとしている。なお、第15版の使用は2020年3月31日までとなっている。
今回の改訂で主に変更された点は、経口血糖降下薬の使用上の注意点が明確化されたことだ。優先順位は変わらないが、腎機能・投与量の制限などが付記された。また、高齢者の血圧目標値も改訂されている。
作 成: | 一般社団法人 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会 糖尿病標準診療アニュアル作成委員会 |
2019年4月1日(第15版) |
[開催案内]
第4回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会
日 時
2019年12月7日(土)
2019年12月8日(日)には公開講座を予定しております。
会 長
曽根博仁(新潟大学医学部 血液・内分泌・代謝内科 教授)
会 場
新潟大学医学部 有壬記念館
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
おすすめニュースの関連記事
- 糖尿病患者さんと医療スタッフのための情報サイト「糖尿病ネットワーク」がトップページをリニューアル!
- インスリン注射の「飲み薬化」を目指すプロジェクトが進行中!ファルストマと慶応大学の共同研究による挑戦[PR]
- 小倉智昭さんが当事者として腎臓病のことを医師に質問!
- 世界の8億人以上が糖尿病 糖尿病人口は30年で4倍以上に増加 半分が十分な治療を受けていない
- 【世界糖尿病デー】糖尿病の人の8割近くが不安やうつを経験 解決策は? 国際糖尿病連合
- 【インフルエンザ流行に備えて】糖尿病の人は予防のために「ワクチン接種」を受けることを推奨
- 【11月14日は世界糖尿病デー】世界の5億人超が糖尿病 「糖尿病とウェルビーイング」をテーマに参加を呼びかけ
- 特集コーナー『腎臓の健康道~つながって知る、人生100年のKidney Journey~』を公開
- 【座談会】先生たちのSAP体験談2 インスリンポンプの新機能を使って
- 糖尿病のインスリン療法(BOT)で注射量の調整を自分で行うことに不安を感じている人は半数 ネットワークアンケートより