ニュース
2018年11月12日
「FreeStyleリブレの情報を活かした、糖尿病患者の療養指導」糖尿病リソースガイド
"血糖トレンド"をどう活用するか ▶
「“血糖トレンド”をどう活用するか」は、医師、看護師、薬剤師等、異なる立場で糖尿病領域において活躍するスペシャリストに、臨床現場における“血糖トレンド”の意義や有用性、実際の活用方法を紹介していただくコーナーです。
FreeStyleリブレは、血糖トレンドを自動的に持続測定するグルコースモニタリングシステムです。吉田先生は「車のスピードメーター」に例え、「今、時速何キロで走行しているか正確な数値がわかるのと似ている。低血糖や非常に高い血糖値は感知可能だが、そうでない場合は血糖値を実際に測ってみないと値を予測することは極めて困難」「FreeStyleリブレは、SMBGとの測定値の差などの注意点はあるが、一度装着すると血液採取を伴う血糖測定による補正が不要で、いつでも血糖値や血糖トレンドを見ることができる」ことが最大のメリットだと話してくれました。
さらに実際にFreeStyleリブレを用いた血糖トレンドを活用した症例2例について解説。血糖トレンドを見ることで発覚した、これまで気づかなかった患者さんの血糖の問題とは? 低血糖を予防するための、補食の考察とは?
<内容>
- FreeStyleリブレによる血糖トレンドのイメージとデータの活用
- 症例1:基礎インスリン投与量の調整が困難であった1型糖尿病の患者さん
- 症例2:低血糖後の補食が血糖トレンドに悪影響する2型糖尿病の患者さん
吉田 陽(よしだ あきら) 先生
ホームページ ▶ 医療法人社団 陣内会 陣内病院 薬剤部
2005年 熊本大学薬学部、2007年 同大学院卒業後、陣内病院薬剤部に勤務。2016年に薬剤部主任、2017年から治験室主任を兼任する。また薬剤部勤務の傍ら、2011年に熊本大学医学教育部の社会人大学院に入学し、2016年 医学博士取得。
工学部の大学生であった20歳の時に1型糖尿病を発症。その後、薬学部へ進路変更を行い、糖尿病専門病院に就職。専門病院でCGMなどの最新の医療機器に触れる機会に恵まれ、自身の体験も踏まえ日々の療養指導にその知識を活かしている。
<血糖トレンド関連情報>
おすすめニュースの関連記事
- 歯磨きだけでは不十分?「歯間ケア」が良好な血糖管理に関係する可能性
- 科学的データで見る「ラーメンを食べる頻度」と「健康リスク」の関係
- 糖尿病の人の熱中症を防ぐための10ヵ条 猛暑は血糖管理を悪化させる? 十分な対策を
- 糖尿病の人は「サルコペニア」にご注意 筋肉の減少にこうして対策 何歳からでも予防・改善が可能
- 全ての人に知ってほしい現代医療の必須ワード『SDMって何?』を公開
- 【1型糖尿病の最新情報】発症からインスリン枯渇までの期間を予測 より効果的な治療を期待 日本初の1型糖尿病研究
- 肥満のある人が体重を減らすと糖尿病リスクは大幅減少 中年期の体重管理は効果が高い 血糖値を下げる薬を止められる人も
- 【熱中症予防の最新情報】糖尿病のある人は暑さへの備えが必要 熱中症搬送者数を予測するサイトを公開
- 連休中は糖尿病の管理が難しい? 連休を上手に乗り切るための「8つのヒント」
- 加藤茶・綾菜夫妻が「おうち透析(腹膜透析)」について語る ヴァンティブがローンチイベントを開催

医療・健康情報グループ検索