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2015年06月10日
カフェインの過剰摂取に注意 コーヒーは1日4~5杯までが安全な量
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通常のコーヒーであれば、1日のカフェインの摂取量は4~5杯までが適当な量だという。
欧州委員会の要請を受けてEFSAがまとめた120ページの報告書では、「妊娠中の女性を除く一般的な成人の場合、カフェイン摂取が1日400mg未満なら、健康障害となることはない」と指摘している。
カフェインには、中枢神経に働きかけ、眠気や疲労を抑え、運動機能を高める興奮作用や、骨格筋に働き、疲労感を抑え活動性を増大させる作用がある。

しかし、カフェインを大量に摂取すると、不眠症や神経症、心拍数の増加、高血圧、不整脈が引き起こされるおそれがあるという。
妊娠中はカフェインを分解・排泄するのに時間がかかる。特に妊娠末期には代謝速度が3分の1になり、妊婦の体に長く留まることになる。
カフェインは胎盤を通過するため、妊婦がコーヒーや紅茶、お茶などを飲むと胎児にもカフェインが移行する。
胎児の体に移行したカフェインは母体と同じ血中濃度になる。胎児は肝臓の機能が未熟なため、カフェインを排泄できず、胎児の体内に高濃度のカフェインが留まることになる。
子どもでは体重1kg当たり1.4mgを超えるカフェインを摂取すると、睡眠障害などの症状があらわれるので、夜間は摂取するべきではないとしている。
もっとも懸念するべきなのは、最近の子どもや若者に人気の「エナジードリンク」だ。「レッドブル」などの商品にもカフェインが含まれている。
「コーヒー以外で摂取するカフェインについても考慮するべきだ。過剰摂取による健康リスクは少なくない」と注意を促している。
カフェインを摂り過ぎている人が多い原因は、「コーヒー以外の食品にもカフェインが含まれていることと、ほとんどの人がそのことに気づかすに、さまざまな食品や飲料を口にしていることにある」としている。
Caffeine: EFSA estimates safe intakes(欧州食品安全機関 2015年5月27日)
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