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2014年08月28日
ヨガを行うと脳が活性化される 8週間のヨガクラスで改善
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- 運動療法
座ったまま過ごす時間の長い人でも、週3回のヨガを2ヵ月行うことで、日常生活に関連した認知機能が改善されるという研究を、イリノイ大学運動学コミュニティヘルス研究室が発表した。
8週間のヨガクラスを受講 認知機能が改善
研究には、55〜79歳(平均年齢62歳)の成人108人が参加した。参加者は、ヨガクラスに参加する群(ヨガ群)と、通常のストレッチを行う群(対照群)に割り当てられた。
ヨガを行う群は、週3回のヨガを8週間行った。対照群は、同じ時間をストレッチングと簡単な運動で構成されるセッションを行って過ごした。
記憶力、メンタル面での柔軟性、動作の切り替えの認知能力などを測るテストを行ったところ、ヨガを8週間続けた群では、いずれも正確性が高く、スピードも速くなっていた。対照群では、介入後の認知機能の改善効果はみられなかった。
「ヨガ群が取り組んだのは、瞑想しながら呼吸やポーズに意識を集中させるハタヨガです。認知機能テストでは、少しの差ではありましたが、ヨガに取り組んだ群では全ての項目で点数が向上するという結果になりました」と、イリノイ大学のネハ ゲーテ氏(運動学)は話す。
ハタヨガは、呼吸を行いながら一連のさまざまなポーズを行うという種類の運動だ。この運動では、ポーズを変えるときに意識を集中し、体のコントロールと呼吸を同じ割合で意識する必要がある。
ヨガがストレス反応を改善 ワーキングメモリ能力が向上
参加者のうちヨガを行った群では、記憶力の中でも「ワーキングメモリ能力」が改善していた。これは、短い時間に頭の中で情報を保持し、同時に処理する能力のことを指す。会話や読み書き、計算などの基礎となる、日常生活や学習を支える重要な能力だ。
さらにヨガ群では手元の作業を、気を散らさないで、正確に行える傾向が強まっていることが示された。これらは、日常でのさまざま物事をマルチタスクに進行したり、毎日の予定を計画するのに必要な能力だ。
「ヨガを定期的に行っていると、自分の体や呼吸の状態に集中することが習慣化されます。ヨガのクラス以外の日常の生活でも、そうした習慣が継続されていた可能性があります」と、ゲーテ氏は言う。
過去の研究では、ヨガが、不安や抑うつ性、ストレスなどを低減するといったプラスの心理効果を与える可能性について指摘されている。
「ストレスと不安感が認知機能に影響を与えます。ヨガは、交感神経系を落ち着かせ、ストレスに対する反応を改善する効果があると考えられます。ヨガを8週間行うことで、ストレスを軽減する効果を得られ、結果として認知機能を活性化されたと考えられます」と、ゲーテ氏は説明している。
今回の研究は、参加者が限定的であり、期間も短かったので、今後より広範囲な研究が必要で、どのようなメカニズムがこれらの改善につながっているかを精査する必要もあるという。
「ヨガは、ウォーキングや水泳と同様に取り組みやすく、歳をとってからでも、また老若男女問わず、チャレンジしやすい運動です」と強調している。
Study suggests hatha yoga boosts brain function in older adults(イリノイ大学 2014年8月18日)A 20-minute bout of yoga stimulates brain function immediately after(イリノイ大学 2013年6月5日)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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