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2014年07月23日
今年の夏も熱中症に注意 こうすれば熱中症を予防できる
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各地で蒸し暑い日が続く中、熱中症で病院に運ばれる人も増えている。熱中症は、高温の環境下で発症する障害の総称。気温の上がる夏に起こりやすいが、温度だけでなく湿度も影響する。熱中症の事故は、適切な予防措置を行えば防げる。
記録的な猛暑となった2013年の6月〜9月に熱中症により救急搬送された数は5万8,729人で、それまで最多だった2010年の5万6,119人を上回る搬送人員数となった。熱中症に対する警戒は引き続き必要だ。 熱中症は高温多湿な環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かなくなったりして発症する。体温が上がり、めまいや大量の汗、頭痛、吐き気、食欲不振、体のだるさなどを引き起こす。 昔は、昼間は暑くても夜は気温が下がっていたが、近年の都市部では、最高気温が30℃以上の「真夏日」や、最低気温が25℃以上の「熱帯夜」が、30年前に比べ、ほぼ2倍に増えている。高い気温が連続する時間が増加しているため、熱中症を起こすリスクは高まっている。 熱中症にかかりやすいのは高齢者、糖尿病など慢性疾患のある人だ。特に糖尿病の人は、高血糖の状態が続くと、神経障害や皮膚の血流障害が起こりやすいので注意が必要だ。 暑さによる食欲低下、不眠、冷房のあたりすぎなどにより、生活リズムや自律神経のバランスが崩れ、いわゆる夏バテの状態になると、血糖コントロールも乱れやすくなる。
熱中症予防・対策リンク集
暑さ指数(WBGT)予報、熱中症患者速報、熱中症環境保健マニュアルなど
WBGT(湿球黒球温度)値は、気温、湿度、幅射熱から算出される暑さ指数で、熱中症予防のために、運動や生活活動の強度に応じて基準値が定められている。
天気予報、気象情報、異常天候早期警戒情報など
全国の熱中症救急搬送に関する情報
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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