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2014年04月17日
1日に必要な野菜は「560g」 野菜を食べると死亡リスクが4割低下

だが、UCLの研究チームによると、1日400gの野菜では十分ではないという。1日に560g以上を食べる人は、80g未満しか食べない人に比べ、がんで死亡する危険性が25%低下し、心臓疾患で死亡する危険性が31%低下することが判明した。
研究チームは、2001~2013年に6万5,226人の英国人の食生活を研究した「イングランド健康調査」のデータを解析した。果物や野菜を多く食べる人ほど、すべての年齢で死亡するリスクが低下することが明らかになった。
野菜を食べる量は多いほど健康上の便益を得られることが明らかになったが、「そんなにたくさんは食べられない」という人も多い。そんな場合でも、野菜を1ポーション(80g)増やしただけでも便益を得られるという。
果物や野菜を80g未満しか食べていない人と比較すると、80~240gを食べている人の全死因による死亡リスクは14%、240~400gの人だと29%、400~560gの人では36%、560g以上の人では42%、それぞれ低下した。
もっとも予防効果の高いのは新鮮な野菜で、80g増やすごとに死亡リスクが平均して16%低下することが判明した。

「野菜はあまり好きではない」という人も、少しずつでも野菜を増やす対策をするべきだという。明確なメッセージは、「野菜を食べる量が多いほど死亡リスクを下げられる」ことだ。
オーストラリア政府は、野菜5ポーションと果物を2ポーションを摂取することを推奨する「Go for 2+5」というキャンペーンを展開している。米国政府も「Fruit and Veggies - More Matters」という運動を展開し、野菜と果物の摂取を増やすことを奨励している。
また、研究チームは、缶入りの果物と冷凍の果物についても調査した。これらをよく食べる人は、野菜と果物を1日80g未満しか食べていない人よりも、死亡リスクが17%上昇することが明らかになった。
「缶入りの果物は安価に入手できることから、欧州では人気が高いのです。しかし、缶入り果物の多くは糖分が添加され、低価格な缶入りの果物はシロップに漬け込まれています。保存が効く食品の多くは高カロリーであるに注意するべきです」と、オイエボデ氏は指摘する。
貧困や多忙のために、新鮮な野菜を購入するのが難しい人が、缶入りや冷凍の野菜や果物を利用している。今後は、より多くの人が新鮮や野菜を購入しやすいように、社会整備まで含めて検討する必要があると指摘している。
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