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2012年09月13日
「怒りっぽい性格」が脳卒中リスクに
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- 糖尿病合併症
いつも忙しそうにして、仕事は完璧主義、いらいらして怒りやすい――こんな性格の人は、「タイプA行動パターン」に分類され、脳卒中になりやすいといわれている。上手にストレスに対策するのが、脳卒中を予防する秘訣だ。食べすぎない、適度な運動をする、アルコールを飲みすぎないなどして、健康を維持するために気を付けるとストレスを軽減できる。
ストレスを受けやすい人は、脳卒中のリスクが上昇

▽生活が忙しい、▽いつも時間に追われている、▽仕事に熱中しやすい、▽仕事に熱中すると気持ちの切り替えをしにくい、▽徹底的にやらないと気が済まない、▽自分の仕事などに自信をもっている、▽緊張しやすい、▽いらいらしやすい、怒りやすい、▽きちょうめん、▽負けず嫌い、▽気性が激しい、▽仕事などで他人と競争意識を持ちやすい。 研究を行ったスペインのサンカルロス大学病院の神経学者Jose Egido博士は、「性格や行動パターンを変えるのは困難だが、環境を変えたり、ストレスが多い生活に順応することで、その影響を改善できる。一般的には、行動療法、リラクセーション、健康的な食事、運動療法、生活指導などのカウンセリングなどを行うと、脳卒中を予防できる」と述べている。 Chronic stress linked to high risk of stroke 仕事のストレスで女性の糖尿病リスクは2倍に(糖尿病NET)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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