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2012年09月10日
国際糖尿病支援基金 が支援するケニアの糖尿病患者さん
ケニアでは、人口の約60%が貧困ライン(1日1ドル以下)での生活を送っており、経済的に恵まれない家庭の子供が糖尿病と診断されると、その家族にとって糖尿病の治療費は経済的に大きな負担となります。
また、医療を受けるためには医療費が高価な民間の医療機関か、比較的安価な公的医療機関にて受診することになりますが、公的医療機関は病院数が少ないうえに受診希望者が多いことから、患者さん自身がなかなか診察を受けられないのが現状です。
小児糖尿病患者は、糖尿病について十分な治療や教育を受けることができずに命を落としてしまうことや、たとえ彼らが成人したとしても、青年期の早い段階で合併症を発症するケースが多くみられます。
ケニアで糖尿病患者さんを支援する「Diabetes Kenya Association」(ケニア)は、2011年9月に「国際糖尿病支援基金」と連携して「Diabetes Kenya Lifeline(JAMBO!)」プロジェクトを開始致しました。
このプロジェクトでは、経済的な事情により適切な医療を受けることができないケニアの主に小児糖尿病患者さんの治療費を一定期間支援するとともに、糖尿病の原因と治療についての正しい知識を啓発することを目的としています。
また、2012年6月よりスタートしたスポンサー制度は、年間 1口30,000円でケニアの糖尿病患者さん1人のスポンサーになっていただき、インスリンや医療費などを支援していただく制度です。支援者へは、毎年1回、スポンサーになった患者さんの写真と治療状況などが報告され、また国際糖尿病支援基金のホームページ上でも紹介されます。
この度、「Diabetes Kenya Lifeline(JAMBO!)」事務局より、国際糖尿病支援基金を通じて支援するケニアの患者さんのプロフィールが届きましたので、ご紹介します。
David Mbugua君 (6歳)
デービッド君が糖尿病と診断された時、父親が彼の治療費を負担に感じ、家族を捨てて家を出てしまいました。そのため、母親が野菜の販売で家族5人の生計を立てています。
母親の平均月収は約5,000円です。
Zablon Kamau Mungai君 (6歳)
両親と3歳の妹の4人家族です。 妹は経済的な事情もあり、現在母方の祖母と暮らしています。父親が現在刑務所へ服役中のため、母親が一家の生計を立てています。以前母親は失業中でしたが、現在は洋品店で勤務し、一家の家計を支えています。
Stephen Kariuki君(推定年齢10-12歳)
ステファン君の母親は彼が推定3歳の時に亡くなりました。母親が彼の出生届を提出しておらず出生証明がないために、彼は学校へ通うことができません。
母親の死後、叔父夫婦に引き取られましたが、彼の糖尿病発症により医療費が払えず、叔父夫妻が彼の養育を放棄したと思われます。
また、同様の支援活動をドリームトラスト(インド)でも行っていますので、ご覧ください。
http://www.dm-net.co.jp/idaf/2005/002098.php
http://www.dm-net.co.jp/idaf/sponsoring.php
1口:30,000円(糖尿病の子供1人、1年分の医療費として)
※2012年4月現在
※大幅な為替の変動があった場合は、1口の金額を変更することがあります。
- 1口で、1型糖尿病患者さんのスポンサーになり、インスリンや医療費1年分をまかなうことになります。
- 毎年1回、スポンサーになった子供の写真と治療状況などをお届けするとともに、ホームページ上でご紹介します。
Diabetes Kenya Lifeline(JUMBO!)のスポンサーシップにご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄に掲載を希望するお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「「Diabetes Kenya Lifeline(JAMBO!)のスポンサーシップ支援」」とお書き頂きますようお願い致します。
- Diabetes Kenya Lifeline(JAMBO!)プロジェクトの概要について
- ケニアの小児糖尿病患者さんへ、支援をお願いします
- 糖尿病ネットワーク資料室「ケニアの糖尿病事情 アフリカでも糖尿病が急増」
- 国際糖尿病支援基金
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