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2012年09月05日

イスラム教の糖尿病患者とラマダン時の断食について 

「わが友、糖尿病」―国際糖尿病支援基金 森田繰織会長のブログ―より


ガンマン・モハメド医師

 世界に目を向けると、糖尿病であることがハンデではないかと考えてしまうことが幾つかありました。そのうちの一つが、「もし、自分自身がイスラム教徒であったら、ラマダン月に断食を実行できないのではないか?」ということです。

 イスラム教では、イスラム歴(太陰暦が元)の9番目の月に断食をすることが定められており、病気を 持つ人や事情があって断食を実行できない人、子供を除き、夜明けから日没までの日が出ている間は、飲食を控えなければなりません。

 特にインスリン治療が必要な1型糖尿病患者は、病人として断食を免除されるのかということが疑問の一つでした。今までも、国際糖尿病連合(IDF)の機関誌などで記事は読んでいたものの、今一つ、疑問は解消されないままでした。

 2011年よりケニアで生活を始めてからイスラム教徒と接する機会が増えました。ここにイスラム教徒である友人のガンマン・モハメド医師が執筆した「糖尿病患者がラマダンの断食を実行するにあたっての注意点」についての論文をご紹介します。

 ガンマン医師は、自身も1型糖尿病患者で、現在はケニア市内の病院で糖尿病専門医として勤務する傍ら、自らクリニックも運営しています。

 彼の医師としての立場から、そして患者としての立場から断食を実行した経験をもとにした論文を拝見し、疑問を少し解消できたような気がします。

続きはこちら 「わが友、糖尿病」へ

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日本医療・健康情報研究所

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