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通院で感じる不便・不満 42%が「相談したことがある」 糖尿病ネットワーク調査
2011年02月09日

 糖尿病患者の8割は「医療費の負担」を不満に感じており、半数は「インスリン療法・薬物療法」、「食事療法」、「外食・お酒の付合い」について不便を感じていてる――糖尿病ネットワークの調査でこんな実態があきらかになった。

 調査は、糖尿病ネットワークが昨年2010年11月にメールマガジンで行ったもの。糖尿病患者・家族322人と医療スタッフ104人が回答した。

糖尿病ネットワーク調査(2010年11月)
 糖尿病患者が糖尿病の療養生活で、もっとも“不便”を感じているのは「インスリンや薬物療法」(51%)、次いで「食事療法」(50%)、「外食・お酒の付合い」(47%)、「定期的な通院」(40%)、「血糖値のチェック」(33%)、「運動療法」(22%)と続く。

 また、糖尿病患者がもっとも“不満”を感じているのは「医療費の負担」(78%)で、次いで「国や自治体の制度・対応」(39%)、「保険の加入」(38%)、「治療薬や治療法」(38%)と続く。

 そうした“不便・不満”を医療スタッフに相談をしたことが「ある」と回答した患者の割合は半数未満の42%だった。

 一方で、医療スタッフが感じている不便・不満として、もっとも多いのは「患者さんに対応する時間的余裕がない」(63%)、次いで「診療報酬」(42%)、「医療制度」(39%)、「主治医や医療スタッフとの連携」(37%)、「地域の医療機関との連携」(33%)が多かった。

 自由回答では「もっと指導に時間をかけたいが、糖尿病患者数が多すぎて難しい」、「糖尿病療養指導士の資格がいかされる仕組みがない」とった意見が多くみられた。

 他にも「経済的負担が増えるために、患者さんが受診や検査を抑制するのが怖い、患者さんには通院中断だけはしないで欲しい」、「糖尿病予備群や経口薬のみで治療をしている患者でも血糖自己測定(SMBG)は有用」、「もっと現場の声を医療政策に反映できれば、医療費抑制にもつながる」、「チーム医療や地域連携は必要だが、地域ごとに課題があり、なかなかシステム化できていない」、「糖尿病の療養指導は医師やコメディカルを中心としたチーム医療が効果的だが、現状は何でも医師の指示が必要。急増する患者に十分に対応できなくなるおそれがある」といった意見が多数寄せられた。

ネットワークアンケート「糖尿病医療や療養生活での不便や不満、ストレス」
2010年11月に実施[回答数:医療スタッフ104名(医師22、看護師28、准看護師1、管理栄養士28、薬剤師14、臨床検査技師6、理学療法士1、その他4。うち健康運動指導士4、日本糖尿病療養指導士33)、患者さんやその家族322名(病態/1型糖尿病143、2型糖尿病170、糖尿病境界型5、その他4、治療内容/食事療法241、運動療法195、飲み薬の服用149、インスリン療法208、その他5)重複回答有]
糖尿病情報BOX&Net. No.27

[ Terahata ]

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