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2011年01月21日
牛乳や乳製品を毎日とる人では2型糖尿病のリスクが低下
牛乳やヨーグルトやチーズなどの乳製品は、炭水化物、脂質、蛋白質、カルシウム、ビタミンB群など、多くの栄養素を含み、「健康に良い」というイメージの多い食品。特にカルシウムの含有量と吸収率が優れており、適量をとるとカルシウムの摂取量を増やすことができ、骨粗鬆症の予防にもつながる。
一方で、牛乳や乳製品には飽和脂肪酸も多く含まれる。2型糖尿病や高血圧症など、生活習慣病のリスクの高い人では、とりすぎると「コレステロール値が高くなる」、「牛乳を飲むと太る」と思い、摂取を控える人が少なくない。牛乳以外に、無糖のお茶や、野菜ジュースなどの飲料も増えており、日本では牛乳や乳製品の消費は低下傾向にあるという。 しかし、牛乳などをとると、むしろコレステロール値は低くなり脂質が改善し、2型糖尿病発症の危険性を低下するという研究が発表された。その秘密は、牛乳に含まれる脂肪酸にあるという。
牛乳に含まれる脂肪酸が、糖尿病の危険性を低下させる
Trans-Palmitoleic Acid, Metabolic Risk Factors, and New-Onset Diabetes in U.S. Adults
Annals of Internal Medicine, December 20, 2010, vol. 153 no. 12, 790-799
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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