ニュース
2010年12月17日
猛暑で野菜値上がり 注目された野菜は「もやし」!?
- キーワード
- 食事療法

食料品購入の基準は「価格」が優先
順位 | 食材 | % |
1 | 牛・牛肉 | 16.2% |
2 | 米 | 14.6% |
3 | もやし | 8.2% |
4 | キャベツ | 6.6% |
5 | トマト | 3.1% |
6 | レタス | 2.6% |
7 | ピーマン | 2.0% |
8 | 白菜 | 1.6% |
9 | 鶏・鶏肉 | 1.4% |
10 | 松茸 | 1.3% |
JA全中は、1位は口蹄疫問題を反映した結果とみている。「食の安全について考えさせられた」と答えた人が多かったという。2位の「米」については「戸別所得補償制度が開始されたから」「食料自給率を上げるためにも大事だから」といった回答が多く寄せられた。3位以下の「もやし」「キャベツ」は、猛暑で野菜価格が高騰したことを受け「家計を支えてくれた」などの理由で上位になった。
食品価格は家計に直接的に影響する。健康志向の高まりなどを受け野菜に対する関心は高いが、手ごろな価格でないと利用は減っていく。
農林水産省の10月のまとめによると、野菜の価格高騰はいまも続いている。全国の青果物市場の卸売価格の平均で、野菜は1kg当たり218円で、前年同月に比べ37%上昇した。対前年同月比で、ダイコン 179%、ニンジン 130%、白菜 179%、キャベツ 170%、ホウレンソウ 108%、レタス 288%となっている。

最近では休日を利用して「家庭菜園」に取り組む人が増えている。調査では「自分で野菜をつくってみたい」と考える人が多いことが示された。
「趣味としての農園」を含めると、約6割が「農業をしてみたい」と答え、うち「家庭菜園、市民農園などを趣味としてやってみたい」という人が45%を占めた。「退職後など、老後はやってみたい」は8%だった。特に関心が高いのは、男性50代と女性30代で、それぞれ「やってみたい」が7割前後と高<なっている。
お米を食べる頻度は、夕食が週平均5.81回、昼食が同4.70回、朝食が同3.14回となった。夕食では「毎日」が6割近くに上り、「週4回」以上で8割以上を占める。「昼食では「毎日」が36%ともっとも高く、次いで「週4回」が15%となっている。
「“今年の食材”と“おせち”」に関する調査(JA全中)
食料・農業・農村に関する意識調査(JA全中)
青果物卸売市場調査(農林水産省)
食事療法の関連記事
- 魚を食べている人は糖尿病リスクが少ない 魚は脳の健康にも良い 中年期の食事改善は効果が高い
- 朝食をしっかりとると糖尿病が改善 血糖管理に大きく影響 朝食で「お腹ポッコリ」肥満を予防
- 「超加工食品」の食べすぎは糖尿病リスクを高める 筋肉の質も低下 「自然な食品」はリスクを減らす
- 糖尿病の食事に「ブロッコリー」を活用 アブラナ科の野菜が血糖や血圧を低下 日本でも指定野菜に
- 糖尿病の人はビタミンやミネラルが不足 「食の多様性」が糖尿病リスクを下げる 食事バランスを改善
- 糖尿病の人は脂肪肝にご注意 ストレスはリスクを高める 緑茶を飲むと脂肪肝が減少
- 「玄米」で糖尿病を改善 食事では「低GI食品」を活用 血糖値を上げにくい新しい米を開発
- ウォーキングなどの運動は糖尿病の人に良い 運動で食欲も抑えられる 認知症の予防にもつながる
- アルコールの飲みすぎは危険 糖尿病・高血圧・肥満のある人は肝臓病リスクが2.4倍に上昇 飲酒により糖尿病リスクが上昇
- 【Web講演を公開】2月は「全国生活習慣病予防月間」
今年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」