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2010年12月17日

糖尿病予防啓発「FoLeC Program」 支援先を選び寄付

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1型糖尿病
 エクセルエイド少額短期保険は、糖尿病の予防啓発の一環として、ウェブから保険契約の申し込みをするお客様が糖尿病対策を推進する団体を選んで支援できる「FoLeC Program」を開始したと発表した。

 エクセルエイドは、糖尿病患者専用の医療保険と定期保険を取り扱う少額短期保険会社。糖尿病の病態を考えてデザインした糖尿病有病者向け医療保険「Diabetes80(だいあびーてぃーず80)」や、同じく糖尿病有病者向けの定期保険「Diabetes300(だいあびーてぃーず300)」などの保険商品を提供している。
ホームページで保険申込時に、糖尿病団体の支援を選べるプログラム
 このほど同社が発表した「FoLeC Program」は、ホームページで同社の保険申込みができる「ウェブ入力型保険契約申込システム」を開始したのに伴い、新たに設けたもの。シンボルになっている「四葉のクローバー」はエクセルエイドのロゴマークに由来している。

 プログラムでは、ウェブからの保険の契約時に申し込みフォームの中で「糖尿病予防啓発の支援団体」を選ぶと、エクセルエイドが保険契約者に代わって毎年一定額を寄付する内容になっている。

 支援対象のひとつは、「国際糖尿病支援基金」は、途上国の糖尿病患者を支援する国際的な活動を展開するインスリン・フォー・ライフやドリームトラストなどを支援する活動を展開している。途上国でも糖尿病は爆発的に増えているが、貧困や地震などの災害が障害になり、十分な医療サービスを受けられない患者は多い。同基金はそうした糖尿病患者を支援する草の根のネットワークを世界に広める活動をしている。

 もうひとつの支援対象は、「NPO法人日本IDDMネットワーク」が1型糖尿病の根治に向けた研究開発を促進する目的で設立した「1型糖尿病研究基金」。小児期に生活習慣や遺伝と関係なく発症することの多い1型糖尿病では、生涯にわたってインスリン療法を続けなければならず、患者や家族にとって負担が大きい。

糖尿病の予防啓発を推進
 エクセルエイドでは、糖尿病の予防啓発の一環として、インターネットでの情報発信や、既契約者の1人ひとりを対象とした「あなたのための健康アドバイス」の無償提供、医師が糖尿病治療を解説する一般向けの「糖尿病セミナー」の開催などを行っている。

 「糖尿病は自己管理が重要な役割を担う病気です。私どもは保険を通じて糖尿病をおもちの方が健康的にすごせるよう、お役にたちたいと考えていますが、強く意識させられるのは、糖尿病治療と向き合う患者さまのご苦労が並大抵ではないことです。危険性の高い方には早期から糖尿病対策に取り組んでいただくことで、より良い人生をおくれるようになります」とエクセルエイド少額短期保険の和田敏文社長は述べている。

 「FoLeC Program」の開始には、多くの方に自覚をもって糖尿病の予防や改善に取り組んでもらう"気付き"を促す狙いもあるようだ。

 「"病気の人の気持ちは健康な人には、なかなか分かってもらえない"とおっしゃる患者さんとお話をする機会を多くもちます。しかし、視野を広げて社会全体をみてみると、糖尿病に関する支援を必要とする方々は、もっとたくさんおられるのではないでしょうか。糖尿病を早期から治療し継続していただくこともその一環として考えられます」と和田氏は話す。

 日本では、糖尿病が強く疑われる人や可能性を否定できない「予備群」が、合わせて2210万人と推計されている(2007年国民健康・栄養調査)。糖尿病が疑われる人は、10年前の1997年と比べ約1.3倍に増え、増加ペースは加速している。60歳以上の3人に1人以上が糖尿病かその予備群とされている。

 糖尿病の危険性が高い人は発症を抑え、糖尿病のある方は糖尿病合併症を発症しないように、また、糖尿病合併症を発症した方は合併症の進展を抑えられるよう、自己管理や治療に努めることが大切だ。糖尿病の予防啓発に向けた意識向上をはかる活動を社会に広める努力を続けることが、やがて社会を変える原動力へとつながっていく。

 「糖尿病をおもちの方々に、糖尿病への取組みを継続し、幸せに健やかに生きていただくことが、何よりも望ましいのです。そのために、糖尿病保険を提供する企業として何ができるかを、常に考えていきたいと思います」と和田氏は強調する。

エクセルエイド少額短期保険

[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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