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2010年02月22日
女子栄養大と協働し葉酸プロジェクト「野菜を食べよう」 [坂戸市]
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都心から近くベッドタウンとして人口が急増している埼玉県坂戸市は、女子栄養大学と協働で、地元産の野菜から、動脈硬化などの予防効果があるといわれる「葉酸」を市民に1日400μg摂取してもらう運動を進めている。
葉酸は、ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜やレバーに多く含まれているビタミンB群の一種。動脈硬化の原因となる「ホモシステイン」から必須アミノ酸である「メチオニン」を生成するのに葉酸が必要とされ、不足するとホモシステインが血中に蓄積し、動脈硬化の危険が高まると考えられている。妊娠初期時に胎児が正常に発育するために重要なビタミンといわれており、厚労省が定めた食事摂取基準では1日240μgを推奨量としている。 葉酸は、ほうれん草の抽出物から発見された水溶性のビタミンB群の一種で、緑黄色野菜やレバーに多く含まれている。野菜などで葉酸を多くとっている人では脳卒中、心筋梗塞などの発症が減るという研究が発表されてい
地元産の野菜で葉酸を摂取 プロジェクトを開始
香川靖雄・女子栄養大学副学長らが行った葉酸についての研究で、脳梗塞や認知症などの予防に影響があることが示された。これを受けて坂戸市が、市民に葉酸を含む地元産の野菜を多く食べてもらうことが、健康増進や地域コミュニティ再生、地産解消に役立つと思い立ち、伊利市長が音頭をとり「地域コミュニティ再「日本人の食事摂取基準」(2010年版)-葉酸(PDF)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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