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2008年08月15日
阿波踊り体操が人気 糖尿病が15年ぶりに改善 [徳島]
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- 運動療法
8月12日に徳島市で開催された「脱!糖尿病・メタボリックシンドロームセミナー」での阿波踊り体操の実演。前列右端が田中俊夫教授。 |
徳島県が、2型糖尿病などの対策として考案した「阿波踊り体操」が、県内外で注目されている。
「阿波踊り体操」は、徳島の伝統芸能として有名な阿波踊りをアレンジし、子どもから大人まで手軽に楽しくできる運動として、田中俊夫・徳島大学大学開放実践センター教授が
運動を気軽に始めるきっかけに
阿波踊り体操の男踊りは、腰を落とした姿勢でつま先から着地した足を引き戻す動作が特徴となり、女踊りは、腰を引き上げる動作と手を高く上げる動作が特徴となる。 |
糖尿病死亡率が15年ぶり改善 ワースト1位から脱却
徳島県の糖尿病死亡率は、1993年から14年続いて全国ワースト1位だった。40歳以上の県民の4人に1人が糖尿病患者か予備群。県と県医師会は2005年11月に「糖尿病緊急事態宣言」を出し、対策に本腰を入れた。
原因は運動不足と食べすぎ。県の調査によると、県民平均の1日の歩数は男性 6500歩、女性 5900歩と、全国平均より1000歩も少ない。BMI(肥満指数)が25以上の肥満の割合も、男性38%(全国28%)、女性26%(同22%)と高かった。
有病者数を7%減らし「糖尿病死亡率全国最下位からの脱出」をめざし、県民の食生活や運動習慣を改善しようと、さまざまな対策を行っている。06年1月に医療や福祉関係者による「みんなでつくろう!健康とくしま県民会議」を設立。阿波踊り体操や県産食材を活用した「ヘルシー阿波レシピ」を考案するなど、官民一体となった健康づくりを推進している。
その成果があらわれ、県の2007年の糖尿病死亡率(10万人当たり)は14.2人で全国ワースト6位に改善されたが、依然として全国平均(11.1人)を大きく上回っている。
阿波踊り体操・ヘルシー阿波レシピ(徳島県)体操の模範演技のビデオを見ることができる。
健康徳島21-2007改定版-(徳島県)
徳島大学 大学開放実践センター
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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