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2008年07月07日

レベミルの血糖降下作用 24時間の血糖値の推移を比較

キーワード
医薬品/インスリン
 ノボ ノルディスク ファーマは、同社の持効型溶解インスリンアナログ製剤「レベミル®」は、2型糖尿病の患者への1日1回使用で、ほぼ24時間にわたりインスリン グラルギンと同等の血糖値の推移を示すことが、一対一の比較試験の結果によってあきらかになったと発表した。

 この試験では、ボーラス(追加)インスリンを用いずに、基礎インスリンを使用している2型糖尿病患者35例を対象に、体内のインスリン濃度が定常状態に達するように、1週間にわたり1日1回、午後8時にレベミル®またはインスリン グラルギンの投与を受けるように無作為割付を行った。1週間後に、患者に投与するインスリンを相互に切り換えた。

 連続血糖モニタリングシステム(CGMS)を用いて24時間にわたり血糖値の推移を比較したところ、レベミル®はインスリン グラルギンと同等の反応を示すことが確かめられたという。

 レベミル®は、1日1回投与でほぼ1日にわたって血糖降下作用が持続する持効型溶解インスリンアナログ製剤。インスリン療法が適応となる1型と2型を含む全ての糖尿病の成人と小児の患者に使用される。単独で使用できるほか、経口糖尿病治療薬、超速効型インスリンアナログ製剤との併用でも使用することができる。

 特徴として、他の基礎インスリン製剤に比べて、同じ患者で投与ごとの血糖降下作用のばらつきが少ないこと、空腹時血糖値を安定させることが挙げられている。現在、約60カ国で治療に使われている。

 この試験結果は、6月にサンフランシスコで開催された「第68回米国糖尿病協会年次学術集会(ADA)」で発表された。

ノボ ノルディスク ファーマ(株)

このページの記事はノボ ノルディスク ファーマが2008年6月26日付で発表したプレスリリースを元にしています。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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